だが、シリア内戦の当面の結果もさることながら、北大西洋条約機構(NATO)の制服組(武官)の幹部たちはこの介入を、西側諸国にもっと近くから挑もうというウラジーミル・プーチン大統領の大きな戦略の一環だと見ている。 NATO背広組(文官)のある上級幹部によれば、地中海が「再び争いの場になっている」という。 「ロシアが(シリアにおける)長期的なファクターの1つになることに我々は備えなければならない」。NATOのアレクサンダー・バーシュボウ事務次長は、西地中海で向こう2週間にわたって行われる2002年以来の大規模演習「トライデント・ジャンクチャー」を控えてこう語った。 西側にとっては、反アサド勢力と戦う部隊をロシアが投入したことが当面の挑戦となるが、問題になる部隊をロシアがボスポラス海峡の南に恒常的に配置するとなれば、これは長期的な挑戦になる。 「東地中海でのこの兵力増強とそれらの空軍基地の能力が
NATO演習「トライデント・ジャンクチュア2015」に思わぬ困難が持ち上がった。ポルトガル紙エル・オブセルバドールが伝えた。 エアクッション付き上陸用舟艇が、高波のため2度目のトライでやっと上陸できたと思ったら、砂が柔らかすぎて戦車が立ち往生してしまった。海兵らが砂から引き抜こうと努力したが、なかなか引き抜けなかった。 しかし軍隊中佐エリック・ハムスター氏によれば、「万事つつがなく終わった」。 「海兵らはよくやった。演習はよい機会だった。車両が砂にはまったとき、どうすればよいか、彼らはもう分かったはずだ」と同氏。 しばらくの奮闘ののち、装甲車LAV-25は兵隊を乗せて坂を上り、レポーターの前を走っていったということだ。 21日、スペイン、ポルトガル、イタリアを舞台に、NATO演習「トライデント・ジャンクチュア2015」が始まった。11月6日までの開催。NATO非加盟国であるオーストリアやス
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