フィリピン大統領、中国に再び融和姿勢=南シナ海「当て逃げ」軽視 2019年06月24日08時18分 南シナ海での「当て逃げ事故」に抗議し、フィリピンの外務省前で中国旗を燃やす活動家ら=21日、パサイ市 【マニラ時事】南シナ海でフィリピンの漁船が中国船に「当て逃げ」された事故をめぐり、ドゥテルテ大統領が事態を軽視する発言をして波紋を呼んでいる。先月の中間選挙前には中国に対するけん制が目立った大統領だが、中間選で政権が大勝した後、再び融和姿勢を強めたとみられる。 フィリピン政府によると、事故は領有権問題がある南シナ海のリード礁で9日深夜に起きた。停泊中の漁船が中国船に激突されて沈没。中国船は、海に投げ出された乗員22人を救助せずに逃走した。22人はベトナム船に救助された。 「非人道的で野蛮だ」。パネロ大統領報道官やロレンザーナ国防相は当初、中国側を激しく非難した。故意の衝突との見立てもあり、外
「じゃじゃ馬娘」から「大統領」へ。 フィリピンの次期大統領の最有力候補に、ロドリゴ・ドゥテルテ大統領(74歳)の長女で、同国南部・ミンダナ島のダバオ市長、サラ・ドゥテルテ氏(40歳)が、にわかに浮上している。 フィリピンでは5月13日、統一国政・地方選挙(中間選挙)が実施され、上下両院議員(上院半数の改選12議席、下院約300議席)や首長らが選出された。 ドゥテルテ大統領の任期前半3年間への信任選挙だったが、3日発表の同大統領の支持率は同政権過去最高の81%に達し、地元メディア速報によると本戦でもドゥテルテ派が圧勝、勢力拡大を果たした。 今後の政権運営に影響を与える上院選には、ドゥテルテ大統領の最側近の特別補佐官、前警察長官らが出馬、当選を果たした。 一方、前回の2016年大統領選で同氏に負けたマヌエル・ロハス前上院議員が、本選挙戦ですでに当選圏外に落ちてしまった。反ドゥテルテ陣営は、アキ
ドゥテルテ大統領が重罪犯罪の疑惑をかけられた警察官に対し「殺害する」と脅した/Philippines Presidential Communications Office (CNN) フィリピンのドゥテルテ大統領は9日までに、重罪犯罪に加担した疑惑で捜査を受けている国家警察の警官102人を大統領府に呼び付け、「犯罪行為を続けるのなら、殺害する」と威嚇した。 国家警察と国軍の共同記者会見で述べた。地元のCNN系列局「CNNフィリピン」によると、「お前たちがやっているように、人間を殺すのは簡単。後をつけて背中に撃ち、静かに立ち去る」と語った。また、102人は「役立たずで社会への脅威」とも切り捨てた。 さらに、汚れた警官の処罰では「正当な手続き」の主張や人権上の配慮は無視させるとも主張。「このばか者どもが死んだとしても、人権や正当な手続きを叫びながら我々のもとに来ないでくれと警告しておく」とも述
フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領(中央)、首都マニラで(2018年2月6日撮影)。(c)AFP PHOTO / TED ALJIBE 【2月7日 AFP】フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)大統領は6日、多数の死者を出している同国の「麻薬撲滅戦争」を非難する欧州連合(EU)を「ばかな組織」と一蹴し、今年ブリュッセルで行われる予定のアジア欧州会議(ASEM)の首脳会合への招待を断ったと明らかにした。 ドゥテルテ氏はフィリピンにとって第2位の貿易相手であるEUを痛烈に批判するとともに、自身が推し進める犯罪取り締まりに対する欧州諸国の非難には口をつぐむようなことはしないと強調した。 ドゥテルテ氏の目玉政策である麻薬撲滅戦争ではこれまでにおよそ4000人が殺害され、欧州諸国が非難の声を上げているほか、人権団体などはドゥテルテ氏が人道に対する罪に当たると指摘してい
(CNN) フィリピンのドゥテルテ大統領は26日、ミャンマーの最高指導者であるアウンサンスーチー国家顧問との最近の会話で、ミャンマーの問題に対する人権活動家の反発を無視するよう助言したことを明らかにした。 インドの首都ニューデリーでのビジネス関連会合で述べた。スーチー氏が、ミャンマーの少数派イスラム教徒ロヒンギャが難民として大量流出している問題の対応策に苦慮していることを踏まえた発言。ミャンマーはロヒンギャ迫害で国際社会の非難も浴びている。 ドゥテルテ氏によると、スーチー氏は会話でミャンマーの国益確保の重要性などについて の不満を吐露。これに対し「人権活動家は気にするな。本当に騒がしい集団なのだから」と慰めたとしている。 両氏はニューデリーで最近開かれたインドと東南アジア諸国連合(ASEAN)の首脳会議に出席していた。ドゥテルテ氏の助言に対するスーチー氏の反応には触れなかった。 ドゥテルテ
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