新型コロナで経済的に影響を受けた大学生たちが食料を受け取るために並んでいた/2021年10月4日、パリ(写真:Nola Green/Anadolu Agency via gettyimages) 家族人類学の視点から、新しい世界像と歴史観を提示してきたフランスの“知性”エマニュエル・トッド氏(歴史家、人類学者)。最新作で取り上げたテーマは「女性の解放の歴史」だった。深刻化するアフガニスタンの女性差別、日本の男女の問題……。トッド氏はどう見るのか。ジャーナリストの大野博人氏がオンラインで聞いた。「性と社会」を特集したAERA 2022年1月31日号の記事を紹介。 【写真】エマニュエル・トッド氏はこちら * * * ──西欧以外の社会にも、性をめぐる問題は重くのしかかっています。たとえばアフガニスタンの女性差別は深刻です。 アフガニスタンはイスラム圏の国で、父系、内婚制です。女性の地位は最
![トッド氏、日本の男女問題の解決法は「#MeToo運動ではない」 必要なのは「対決ではなく仲間同士だという意識」 | AERA dot. (アエラドット)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/152d5448aa45c9002169e4a74b2d312035ec3091/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Faeradot.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F7%2Fc%2F1200xm%2Fimg_7c4851074d78c9ccac551e84eca17d04120471.jpg)