[クアラルンプール 23日 ロイター] -マレーシア当局は23日、マラッカ海峡付近で日本籍の石油タンカーが海賊に襲撃されたことを明らかにした。積んでいたディーゼル油が盗まれ、乗組員3人が連れ去られたとしている。 マレーシア海洋警察の幹部によると、襲撃されたのは「第1ナニワ丸(Naninwa Maru1)」。500万リットルのディーゼル油を積み、シンガポールからミャンマーに向かっていたところ、現地時間23日午前1時にマレーシア西岸沖で高速ボートに乗った6人の海賊に襲撃された。 海賊は、タンカーからディーゼル油の半分以上を抜き取り、待機していた2隻の船に積み込んだ。第1ナニワ丸には、インドネシア人、タイ人、ミャンマー人、インド人が乗組員として乗船していたが、マレーシアのメディアは、連れ去られた乗組員はインドネシア人と伝えている。