社民党の福島瑞穂党首は11日、来日した韓国最大野党「共に民主党」と無所属の国会議員らと国会内で意見交換し、東京電力福島第1原発処理水の海洋放出中止を求める考えで一致した。「放出を止められるよう、日本国内の世論喚起に全力で当たりたい」と述べた。 韓国の議員らは放出計画に抗議するため来日。尹美香議員は「日本政府が歩もうとしている道は大変な蛮行だ」と非難し、海洋放出以外の方法を検討すべきだと訴えた。 福島氏は、日本政府が平成27年に「関係者の理解なしにはいかなる処分も行わない」と約束したことを挙げ、漁業関係者の理解は得られていないと指摘。「放出すれば明確な約束違反で、正当性はない」と語った。