国連の安全保障理事会で北朝鮮への新たな制裁決議が採択されたことについて、北朝鮮はこれまでのところ公式の反応を示していませんが、国営メディアは23日も「国家核武力を絶えず強化していくべきだ」と主張し、決議の採択を主導したアメリカ・トランプ政権への対決姿勢を強めると見られます。 これについて北朝鮮はこれまでのところ公式の反応を示していませんが、国営テレビは朝鮮労働党の末端組織の幹部を集めて22日に開かれた細胞委員長大会2日目の映像を23日に放送しました。 大会ではキム・ジョンウン(金正恩)委員長の出席のもと主に工場や農場など経済活動の成果や問題点が話し合われたとし、国際的な制裁圧力が強まる中で国内の引き締めを図る狙いがあると見られます。 23日付けの党の機関紙「労働新聞」は社説で「アメリカとその追従勢力は、わが国への圧殺策動に執着している。国家核武力を絶えず強化していくべきだ」と主張し、北朝鮮