ロシア、フランス、中国企業が開発プロジェクトの権益を持つロシア北極圏ヤマル半島のユジノ・タムベイ・ガス田(2015年4月16日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO / KIRILL KUDRYAVTSEV 【1月27日 AFP】中国政府は26日、初の「北極政策白書」を発表し、北極海航路「氷上シルクロード」建設に向けた構想を打ち出した。中国政府が北極圏での自国の役割についての明確な見解を示したのは初めて。 北極圏は中国から遠く離れているものの、原油や天然ガスの資源が豊富な上、貿易航路として利用できることから、同国にとっての重要性が増している。同白書には、習近平(Xi Jinping)国家主席の野心的な経済圏構想「一帯一路(One Belt One Road)」を北方に拡大する計画などが記されている。 白書では、「氷上シルクロード」の建設は関係諸国との協力の上で進めたいとの意向を明記。北