慶應義塾大学教授・弁護士 小林節インタビュー (こばやし・せつ) 1949年東京都生まれ。1977年、慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了。ハーバード大学ロー・スクール客員研究員等を経て、89年慶大教授に就任。著書に『そろそろ憲法を変えてみようか』(致知出版社、共著)、『憲法守って国滅ぶ』(ベストセラーズ)など多数。 国家には、国際社会において自国民の生命と財産と名誉を守る権利と義務があります。その意味で、憲法第9条1項の「戦争を放棄する」というのはまったくナンセンスです。 「日本が放棄すると決めれば戦争はなくなる」という主張は単なる空理空論にすぎません。日本だけが一方的に戦力を放棄したところで、日本が再び加害国にならない保証にはなっても、それによって日本が被害を受けないという保証にはなりません。 それで本当に戦争を放棄できるなら、90年の湾岸戦争でも、イラクが侵攻してきたときにクウェ
![【第1部-2】9条で戦争はなくならない/小林節インタビュー <もし憲法9条で国を守れるとしたら> | ザ・リバティWeb/The Liberty Web](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e05afd28cae0bde690aa928838755cf44ba81b49/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fmedia.the-liberty.com%2Fimages%2F20200826%2Fc029c894-f9cd-436c-b137-ffe9edd60b97.original.jpg)