朴槿恵大統領は2016年10月1日の第68周年「国軍の日」記念式典で、北朝鮮住民に脱北を勧めながら「北朝鮮が核を放棄しないなら、体制亀裂と内部動揺がさらに拡大する」と述べた。 韓国国軍機務司令部(以下、機務司)の「戒厳令検討事件」を捜査中の軍・検察合同捜査団がろうそくデモが起きる直前の2016年10月中旬、朴槿恵(パク・クネ)政府が北朝鮮急変事態に備えて「南北朝鮮全域に戒厳令を宣言する計画を議論していた」という陳述を確保していたことが2日、確認された。 「希望計画」と呼ばれたこの計画には、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長の有事や内部クーデターなど急変事態発生時の北朝鮮崩壊に備えた韓国政府と軍の具体的な対応案が含まれているという。 捜査団は該当の計画が朴前大統領の弾劾政局だった2017年3月に戒厳令を検討した機務司の「戦時戒厳および合捜業務遂行方案」の草案に該当するのか、それと
世の中 【実録 韓国のかたち】第5部(4)「積弊清算」軍も標的 朴槿恵弾劾巡り市民団体が機密入手、「クーデター」の印象操作(1/3ページ) - 産経ニュース
昨年、朴槿恵大統領(当時)の退陣を求める市民とそれを阻止する朴大統領支持派らの集会やデモが暴動化し、その結果、治安が悪化し、警察力だけでは収拾できない場合、戒厳令が宣布され、軍が前面に出てくるのではと危惧していたが、実際にそのような計画があったようだ。 (参考資料:韓国でクーデターは起きないか) 今、韓国では軍の情報機関である機務司令部が昨年3月、朴槿恵大統領の退陣を求めた「蝋燭デモ」と称される市民らの大規模デモを鎮圧するため戒厳令を検討していた疑惑が浮上し、騒動になっている。直接のきっかけは、機務司令部が戒厳令の布告を検討していたことを示す文書が見つかったことによる。国防省は昨日(23日)、事態を重く見た文在寅大統領の指示を受け同省内に特別捜査チームと検察の合同捜査本部を設置することを発表した。 文在寅政権が「証拠」として公開した67ページに及ぶ朴槿恵政権時代の国軍機務司令部の「戒厳対応
韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領は10日、軍が昨年3月ごろ、朴槿恵(パククネ)元大統領の弾劾(だんがい)裁判を巡る混乱を恐れて戒厳令を検討していた疑いがあるとして、宋永武(ソンヨンム)国防相に対し、独立捜査団の編成を指示した。 戒厳令を巡る疑惑は、与党・共に民主党の李哲熙(イチョルヒ)議員が5日に公開した文書で浮上した。文書は、軍情報機関の国軍機務司令部が作成したとされるもので、弾劾裁判を巡る様々な混乱を想定。多数の死傷者が出て、行政や司法機能がまひした場合に戒厳令の必要があるなどとしていた。 大統領府によれば、文氏は、国防省の前・現職関係者が広範囲に関わった可能性があると指摘。独立捜査団は、宋国防相の指揮を受けず、軍の影響も受けないものとなる。与野党からは真相究明を求める声が出る一方、政治利用を懸念する声も出ている。(ソウル=牧野愛博)
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