ロシアが敵視してきたウクライナ側の部隊の元指揮官らが、トルコからウクライナに帰国することが明らかになりました。 ロシア側は不快感を示していて、仲介役を果たしてきたトルコとロシアとの関係も注目されそうです。 ウクライナのゼレンスキー大統領は7日、訪問先のトルコで、ロシアとウクライナの仲介にあたるエルドアン大統領と会談し、その後の記者会見でエルドアン大統領はウクライナのNATO=北大西洋条約機構への加盟を支持する考えを示しました。 ゼレンスキー大統領はこれを歓迎したのに続いて、8日にはSNSで、ウクライナ東部の要衝マリウポリなどで防衛に関わった当時の「アゾフ大隊」の指揮官ら5人がトルコからウクライナに帰国することを明らかにしました。 元指揮官らはロシア軍の捕虜になったあと、トルコが仲介したロシアとウクライナの捕虜交換で解放され、その後、トルコで生活を続けていたということです。 捕虜交換にあたっ
ロシアによるウクライナ侵攻は3日目を迎えました。首都キエフで市街戦が続いています。 ロシア国防省は、ウクライナ軍の施設821か所を破壊したと発表していますが、ロシア軍の被害状況は明らかにしていません。 一方、ウクライナ大統領府は、戦闘で26日朝までに、ロシア軍の3500人が死亡し、200人が捕虜になったと伝えています。 圧倒的な軍事力を誇るロシア軍に対し、ウクライナ軍の抵抗が続いているものとみられますが、今後のポイントは、ウクライナのゼレンスキー大統領が呼びかけて、ロシアのプーチン大統領も検討するとした停戦協議が実現するのかどうかです。 当初、ベラルーシのミンスクでの開催を主張するロシア側と、ポーランドのワルシャワでの開催を提案したウクライナ側で調整が難航しています。 また、ロシア側は、ウクライナ軍が武器を捨てない限り、交渉には応じないとしていますが、ゼレンスキー大統領は「私はキエフにいる
ロシアがマレーシア航空機撃墜捜査の証言者であるヴォロディーミル・ツェマフ氏を被拘束者交換リストに加えるよう要求したことは、同国の同事件関与を再確認するものである。 7日、イヴァン・バカーノウ保安庁(SBU)長官がインターファクス・ウクライナ通信へのインタビュー時に発言した。 バカーノウSBU長官は、「私は、専門家たちの考えに同意する。モスクワが、ツェマフ氏を自らのリストに加えるよう要求したことは、MH17撃墜にロシア連邦が関与していたことを改めて確認するものである」と発言した。 また、同長官は、今回の被拘束者交換には、ヴィクトル・メドヴェチューク野党プラットフォーム・生活のため党議員(編集注:プーチン露大統領の宗教上親族)は関与していないと説明した。 バカーノウ長官は、「いや(関与していない)。彼のロシアへの渡航はいずれも、自分PRである」として、メドヴェチューク氏の今回の交換への関与を否
天皇陛下は12月23日、85歳の誕生日を迎えます。来年、2019年4月30日に退位しますが、即位以来、皇后さまとともに19回28カ国、皇太子時代からだと通算51カ国の外国訪問を重ねてきました。「国際親善の基は人と人との相互理解」との考えから、各国の指導者だけでなく、市民とも積極的に交流してきました。 なかには、第2次世界大戦後50年以上たってなお、日本による戦争の被害を訴える人々の心の傷を目の当たりにする旅もありました。過去への姿勢が問われた訪問のうち、1992年の中国、98年の英国、2000年のオランダ訪問を、当時を知る人々の証言から振り返ります。 先代から持ち越された宿題 天皇の中国訪問は、先代からの宿題だった。 昭和天皇は訪米を控えた1975年9月26日、米タイム誌のインタビューで「もし日中平和友好条約が締結され、中国を訪問する機会が訪れれば非常にうれしい」と答えている。 侍従長を長
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