ある仕事の関連で数年前から徐福を研究している人たちとの交流を手伝っている。それまで徐福の名前は知っていたが、紀元前の人物であり、秦の始皇帝の命により不老不死の霊薬を求めて東方へいったというところまでしか知らなかった。 徐福は、司馬遷の「史記」にも登場するが、中国、日本、韓国では伝説になっている人物でもある。不老不死の霊薬を探しに東方に行ったということで、韓国や日本の各地で徐福が上陸したという伝説が残っている。 初めて徐福を研究しているという人たちに会ったのは、済州島であった。それまで、韓国のハワイと言われる済州島には休暇で何度も行ったが、「徐福」関連の展示館や公園があることは知らなかった。 中国の政治家を自慢したがる済州島の研究者 済州島の徐福公園には中国の温家宝元首相の直筆文字を刻んだ石碑もあり、徐福研究者たちはそちらの方を自慢したしたがった。最近は、習近平主席が浙江省の党書記の時代にも