そして誰もいなくなる 厳しい経済状況の下、イタリアでは出生率の増加も止まった Max Rossi-Reuters 欧州で最も移民に厳しいイタリアが、問題に直面している。AFPによれば、国を捨てて海外に逃げ出すイタリア人が増えている上、新たにやって来る移民の数も減っているという。 イタリア国家統計局によれば、国外移住したイタリア人は11年に5万人だったが、12年には36%増えて6万8000人になった。主な行き先はドイツやスイス、イギリス、フランス。国外移住する24歳以上のイタリア人の4分の1以上が、大学の学位を持っている。 反対に、12年にイタリアへやって来た移民の数は、前年比約10%減の32万1000人だった。 確かにこれらは、イタリアという国の大きさを考えれば深刻な数字ではない。しかし最近のイタリア政治に照らして考えると、興味深いものがある。 移民に関する国内報道のほとんどは、アフリカや