政府は30日の閣議で、安倍晋三首相が4日の三重・伊勢神宮参拝を無料通信アプリLINE(ライン)で発信したことに「それ自体宗教的意義をもつ行為ではなく、その効果が宗教に対する援助、助長、促進または圧迫、干渉などになるようなこともないことが明らかであることから、(政教分離をうたった)『憲法20条に反する』及び『不適切』との指摘は当たらない」とする答弁書を決定した。発信を「違憲」「不適切」とする立憲民主党の逢坂誠二衆院議員の質問主意書に答えた。 逢坂氏は、首相官邸のLINEの公式アカウントによる発信は「伊勢神宮の活動に関する助長、促進につながるものと考える」「憲法20条に反するのではないか」などと主張した。 逢坂氏は、歴代首相による伊勢神宮参拝は「社会通念上、国民に受容されていると考えているのか」とも問いただした。これに対し、政府答弁書は「首相が私人としての立場で行う伊勢神宮参拝については、政府
![首相の伊勢神宮参拝で政府答弁書「違憲」「不適切」にあたらず 立民・逢坂氏「伊勢神宮の活動助長、促進につながる」](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/9d9724eeaed1d897f5a1368c1cec110a7b76f049/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.sankei.com%2Fcommon%2Fimages%2Fogp_politics-policy.jpg)