こちらはJBpress Premium会員(有料会員)限定のコンテンツです。 有料会員登録(月額 550円[税込]、最初の月は無料)をしてお読みください。 Premium会員登録する 月額 550円[税込]・初月無料
これまでの日米交渉で日本が聖域だとしてきたのは、コメ、麦、牛肉・豚肉、乳製品、砂糖の農産物の重要5品目である。これに対して米国は、関税撤廃の原則とは別に、コメなどでは低関税での輸入枠を拡大したり、牛肉のように関税率を引き下げたりすることで、実利を得ようとしているようだ。しかし、豚肉の場合は、安い肉ほど高い関税がかかる「差額関税制度」という複雑な制度で国内の養豚農家を保護してきたため、数字だけの交渉では済まなくなっているのだ。 貿易交渉で双方の官僚から漏れてくる情報は、自国に都合のいい話ばかりで、片方の話だけを聞いていれば、相手国の理不尽な要求ばかりが際立つことになる。特に日本のメディアは、記者クラブ制度という仕組みの中で、その傾向が強まるので、「米国のゴリ押しに戸惑う日本」という構図を新聞の読者やテレビの視聴者は抱くことになる。 しかし、差額関税制度という豚肉に独特な仕組みを見ると、米国の
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く