19日(以下、現地時間)、ベルギー・ブリュッセルで閉幕したアジア欧州会合(ASEM)首脳会議議長声明に「北朝鮮に対して完全かつ検証可能で不可逆的な非核化(CVID)を要求する」という文言が含まれた背景には、安倍晋三首相の役割が大きかったと日本メディアの産経新聞が21日、報じた。 国際的な北朝鮮包囲網に穴をあけてはいけないという安倍首相の主張が理解されたということだ。 報道によると、安倍首相は自身の立場を貫徹させるために緻密に動いた。なかでも、自身と共に首脳会議の冒頭演説が予定されていたフランスとドイツ首相に対しては特に熱心に呼びかけた。 参加国の多い国際会議では、冒頭発言を行う首脳が「その後の首脳発言に影響を与える」(日本外務省官僚)という判断のためだった。 安倍首相は全体首脳会議に先立ち、フランスのエマニュエル・マクロン大統領、ドイツのアンゲラ・メルケル首相と個別会談を行った。そしてこの