北朝鮮大使館襲撃に関与。「自由朝鮮」の正体とは リーダーはエール大卒の韓国系アメリカ人で人権団体創設者。FBIとも情報共有 高橋 浩祐 国際ジャーナリスト ウエブサイトに公開された「声明」 北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)政権の打倒を掲げる組織「自由朝鮮」が日本時間の3月27日朝、2月22日にスペイン・マドリードで起きた北朝鮮大使館襲撃事件への関与を認める声明をウエブサイトで公開した。 米朝関係悪化の一因?情報機関が注目するある事件 声明では、この事件をめぐるこれまでの国際報道を真っ向から否定するかたちで、「襲撃(アタック)ではなかった」と主張。中にいた大使館員たちを殴ったりせず、武器も使用していないと述べた。そして、事件を起こした時にはどの国の政府も事件に関わっていないとしながらも、事件後には大使館から持ち出した情報を米連邦捜査局(FBI)と共有したことを認めた。 そもそも、この「自由朝