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ブックマーク / www.douten.asia (2)

  • 中国の「新シルクロード経済ベルト」―なぜウィグル族弾圧につながるのか

    前回のコラムで触れた中国の「新シルクロード経済ベルト」に関して、もう少し詳細にご紹介するとともに、それがなぜウィグル族弾圧へとつながるのかを見てみよう。 ◆「新シルクロード経済ベルト」構想とは 1991年12月に旧ソ連が崩壊すると、ソ連邦の中に組み込まれていた「カザフスタン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタン」が分離独立して中央アジア5カ国となった。旧ソ連と対立していた中国は、1992年になると直ちに中央アジア5カ国と国交を樹立。以来、貿易を始めとした様々な交流を深めるようになる。 まず2001年に「中国ロシア、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、ウズベキスタン」の6カ国による多国間協力組織である「上海協力機構」を設立し、その後「国際テロ、民族分離主義、宗教過激主義」への共同対処を決定(トルクメニスタンは中立を宣言し客員参加に留めている)。 この6カ国の中で圧倒的

  • ウイグル爆破事件の背景に上海協力機構の強化――閉幕したアジア相互協力信頼醸成会議

    今年4月30日夕方、新疆ウイグル自治区のウルムチ南駅で爆破事件が起きたばかりだ。そのすぐ近くにある朝市で、5月22日、さらにスケールの大きな爆破事件が起き、31人が死亡し、94人(一説には300人)が負傷した。 これら一連の事件の背景には何があるのか。少数民族の問題だけではない、中国周辺諸国との関係から読み解く。 ◆新シルクロード経済ベルト構想で置き去りにされるウイグル人 4月30日のときは習近平国家主席のウイグル自治区視察を狙った行動であることは明らかだ。習近平は4月27日からウイグル入りし、30日の午前中にウイグルを後にした。 なぜ「駅」が狙われたかは、2013年11月6日にコラムで分析した「新シルクロード経済ベルト」に深く関係する。 「新シルクロード経済ベルト」とは中国と中央アジア5カ国(カザフスタン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタン)とを結ぶ経済圏で、中国

    ウイグル爆破事件の背景に上海協力機構の強化――閉幕したアジア相互協力信頼醸成会議
    Ereni
    Ereni 2014/06/05
    遠藤誉 「渝新欧」路線 22日爆破事件“5月20日、21日上海開催「アジア相互協力信頼醸成措置会議(CICA:Conference on Interaction and Confidence-Building Measures in Asia)”新シルクロード経済ベルト 東トルキスタン・イスラム運動
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