ウクライナをめぐって米帝―北大西洋条約機構(NATO)とロシアが全面的な軍事衝突寸前の一触即発状態に突入している。〈コロナ×大恐慌〉情勢と新自由主義の大崩壊がもたらす戦後世界体制の最後的崩壊、何より基軸国・米帝の危機が、ウクライナと台湾、中東を焦点に世界(核)戦争に転化しつつある。とりわけロシア・ウクライナ危機と中国侵略戦争危機は連動している。労働者人民が生きる道は、反帝国主義・反スターリン主義世界革命以外にない。世界の労働者人民と連帯し反戦闘争に立ち上がろう。 米欧ロが軍事行動へ動く 昨年10月末以来、10万人規模のロシア軍部隊がウクライナ国境周辺に集結し演習を繰り返している。昨春に続くものだ。このなかで米ワシントン・ポスト紙は12月3日、米政府情報を分析してロシア軍が17万5千人に部隊を増強してウクライナに侵攻する計画を持っていると報じた。ウクライナでの戦争が一挙にリアリティーを増した
祖父の影佐禎昭の写真を手にする自民党の谷垣禎一元総裁。影佐は旧日本陸軍で中国担当の謀略課長を務めた=東京都内の自宅(酒巻俊介撮影) 自民党の谷垣禎一元総裁(78)の自宅を訪ねた。杯をかなり重ねた後、谷垣さんが「母方の祖父だ」といいながら、一枚の写真を手にした。フレームの中で凛々しい軍服に身を包んでいるのは、中国で謀略活動を進めた陸軍中将、影佐禎昭だ。名前の「禎一」は、影佐から一文字を取ったという。 「祖父は硫黄島で自決した栗林忠道中将と陸軍大学校の同期で、当時の陸軍参謀本部第8課(宣伝謀略課)の初代課長を務めたそうです。米国のCIAのような組織ですよ。戦争を始めようとするとき、そんなところがないとできないから」 影佐は、日中戦争初期の戦争指導に携わり、昭和14年には蒋介石と対立していた親日の汪兆銘政権を樹立する際の中心人物となったという。 「どうすれば停戦交渉に持ち込むことができるか、考え
最も可能性の高いシナリオは、台湾侵攻と同時に、中国がロシアに日本の北方への軍事行動をとるよう圧力をかけるというものだ。 これには大規模な軍事演習やミサイル発射も含まれるだろう。ロシアの軍用機や軍艦が日本の領空や領海に侵入する可能性がある。ロシアが日本の民間船を沈没させる可能性さえ排除できない。もちろん、ロシア政府は同船がロシア領海に不法侵入したと主張するだろう。 これはロシアの台湾攻撃を意味するものではないが、こうした行動は中国にとって非常に重要となる。中国の台湾侵攻の成否は、双方が展開できる船舶、潜水艦、航空機の数に依存する。 中国の侵攻を確実に「失敗」させるには 中国の侵攻を確実に食い止めるには、台湾、アメリカの軍隊は、中国が台湾に主要な橋頭堡を築く前に、中国の侵攻艦隊を破壊しなければならない。 日本の自衛隊もこの紛争で重要な役割を果たす。台湾侵攻時、中国は日本周辺でアメリカ軍の艦艇や
台湾有事が議論される際にロシアの名前が挙がるのはめずらしいことではない。2022年2月にロシアがウクライナを侵攻して以来、西側と日本の専門家の多くは、中国が台湾に対して同様の”暴力的行動”を取るかどうかを検討してきた。 ロシアによるウクライナ侵攻は、台湾に対する中国の行動についていくつかの教訓を与えている。しかし、ロシアは別の点でも台湾有事に関連している。ロシアは中国との緊密なパートナーシップにより、台湾有事に直接巻き込まれる可能性もある。中国による台湾への軍事侵攻を研究するほとんどのシミュレーションでは、ロシアの役割は考慮されていない。これは見落としだ。 ますます緊密になっている露中関係 ロシアと中国の関係は、ほぼ四半世紀にわたって着実に緊密になってきている。転機となったのは、1989年のミハイル・ゴルバチョフソ連共産党書記長(当時)の中国訪問だった。 この首脳会議は、冷戦時代の共産主義
政府は28日の閣議で、令和5年版防衛白書を了承した。中国軍とロシア軍による日本周辺の共同活動について「重大な懸念」を表明し、強い警戒感を示した。かつてない頻度で弾道ミサイル発射を繰り返す北朝鮮に関し、「より実戦的な状況を連想させる形で挑発行為をエスカレートさせている」と分析した。昨年12月に国家安全保障戦略などの安保3文書を決定して初の白書で、3文書の策定経緯や内容も詳述した。 中国については、透明性を欠いたまま国防費を増加させ、軍事力を急速に強化しているとして、「最大の戦略的挑戦」と明記。21世紀半ばまでに実現するとしていた「世界一流の軍隊建設」という目標の「前倒しを検討している可能性がある」と分析した。 さらに台湾との軍事バランスが「中国側に有利な方向に急速に傾斜する形で変化している」と警戒した。昨年8月に台湾周辺で実施した大規模軍事演習が、侵攻作戦の一部を想定していた可能性を指摘した
中国軍は、演習を予定している日本海の海域に、中国軍とロシア軍の艦隊が到着し演習の準備が整ったと発表しました。日本海で演習を行うことで、ロシアとともに対立するアメリカや日本などをけん制するねらいがあるとみられます。 中国軍で東北部などを管轄する「北部戦区」は、ミサイル駆逐艦やフリゲート艦など5隻の艦隊が18日午前に、演習を予定している日本海中部の海域に到着したと19日に発表しました。 演習に参加するロシア軍の艦艇4隻も合流し、中国軍とロシア軍が、合同司令部を立ち上げるなど、演習に向けた準備が整ったとしています。 中国国防省によりますと、演習には中ロ両軍から合わせて10隻以上の艦艇と、30機以上の航空機が派遣されたということですが、演習の時期や日本海のどの海域で演習を行うかなど詳細は明らかにしていません。 中国共産党系のメディア「環球時報」は演習について、軍事専門家の話として「日本海は中ロ両国
ロシア艦4隻、中国と日本海演習へ出港 2023年07月18日18時26分配信 ロシア海軍の大型対潜艦「アドミラル・パンテレエフ」=2019年1月、マニラ沖(AFP時事) ロシア国防省は18日、日本海で今月実施される中ロ海上合同軍事演習「北部・連合2023」に参加するため、太平洋艦隊の4隻が母港の極東ウラジオストクを出発したと発表した。 浜田防衛相、中ロ演習に「重大な関心」 発表によると、ロシア海軍から大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」、同「アドミラル・パンテレエフ」の2隻と警備艦2隻が参加。中国海軍の5隻も数日前に山東省青島を出港し、演習海域に向かっているという。 国際 コメントをする 最終更新:2023年07月19日12時47分
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