こちらの記事で、石油輸出税に関するノヴァク・ロシア・エネルギー相の発言が伝えられている。ロシアでは石油の輸出関税を引き下げる代わりに地下資源採掘税を引き上げるという「税制マヌーバ」と称する税制改革を実施中であり、今後のその方針に関する発言である。いわく、石油輸出税を2018年からゼロにするというアイディアは財務省から聞いてはいるが、現在のところ政府内で具体案はない。我々(エネルギー省という意味だろう)の見解では、確かに2025年までにはゼロにするのが有益だろう。それは、2025年までにはユーラシア経済連合の単一石油・ガス市場が創設され、本件が差し迫った問題になるからである。ただし、時期に関して言えば、製油所の改修・近代化が完了するまで、すなわち早くとも2021年以降にその方向に進むべきだと考える。大臣は記者団に対しこのよう発言した。 ブログランキングに参加しています 1日1回クリックをお願
こちらのニュースによると、ロシアなどで結成するユーラシア経済連合では、来年2017年から、域内で生産された製品に「メイドイン・ユーラシア経済連合」というラベルを添えることになっているそうである。事務局であるユーラシア経済委員会のニコライ・クシナリョフ産業政策局長が明らかにした。現在は、どのような製品がそれに該当するか、評価基準を制定しているところである。域内生産品と認定されると、政府調達などでの優遇が受けられる。すでにロシアなど一国レベルではそうした優遇制度があるが、それをユーラシア全域に広げ、たとえばベラルーシ製品であってもロシアの政府調達でロシア製品と同等の扱いを受けられるようになる。 ブログランキングに参加しています 1日1回クリックをお願いします
最近ベラルーシとロシア間で天然ガス供給価格について意見の隔たりが生じていたが、こちらの記事によると、両国の実務者レベルで新たな価格方式につき合意が得られたということである。従来はドルによる公式で価格が弾き出されていたが、それが完全にロシア・ルーブルによる公式に移行し、ロシア国内価格に係数をかけて価格を算出する。その結果、2017年のベラルーシ向けガス価格は約30%引き下げられ、1,000立米当たり6,000ロシア・ルーブルになる(ドルに換算すると、現状の約132ドルが、2017年には約100ドルになる)。2017年にはロシア国内価格が4,050ロシア・ルーブルで、それに係数1.48をかけて、6,000ルーブルになるわけである。なお、2016年の年末までは、6,300ロシア・ルーブルの固定価格が適用される。その後、ロシア国内価格とベラルーシ向け価格は徐々に収斂していき、ユーラシア共同のガス市
こちらの記事が、タジキスタンのユーラシア経済連合加入の可能性について伝えている。これによると、タジキスタンがユーラシア加入を目指していることは公然の秘密だったが、これまで同国指導部がその方針を正式に表明したことはなかった。しかし、最近生じた出来事から判断して、タジキスタンはついにユーラシア加入方針を正式に発表することになるだろう。7月3日には石油製品供給に関するロシア・タジク政府間協定を批准する法律にプーチン大統領が署名、これによりタジキスタンへの石油製品の輸出は(タジク側の輸入?)関税なしで行われることになった。ロシア下院のレオニード・スルツキーも、タジキスタンは本年中にユーラシア加入の意向を明確にするだろうと発言。スルツキーによれば、タジク経済は今のところユーラシア加入の準備ができていない(!)が、それでも加入すれば同国の経済を浮揚させ、タジク人出稼ぎ労働者の諸問題が軽減されるはずだと
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く