【2月21日 時事通信社】国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは20日、政情不安が続く南米ベネズエラで反政府デモが活発化した1月21日から25日までの5日間で、治安部隊が市民少なくとも41人を殺害したとの報告書を公表した。この間、900人以上が不当に身柄を拘束され、拷問などを受けたという。 アムネスティのゲバラロサス米州担当責任者は「マドゥロ(大統領)の配下にある治安当局は、変革を求める人々をコントロールする手段として恐怖と罰を用いている」と独裁的なマドゥロ大統領を強く非難した。 報告書は特に警察特殊部隊FAESの行動を問題視。同部隊による「処刑」が主に貧困地域で6件あり、いずれも若者が犠牲になったと指摘した。同国西部のカロラでは1月24日、前日にデモを主導した29歳の青年の家にFAES隊員20人以上が押し入り、青年を拷問。居合わせた家族を連れ出した後に射殺し、銃撃戦があったかのよ
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