ニューヨーク(CNNMoney) ロシアによる米大統領選介入疑惑に関連し、ロシアのインターネット企業とのつながりが指摘される団体が、米各地の個人トレーナーに金銭を支払ってアフリカ系米国人を対象とした護身術の講座を開いていたことが19日までに分かった。 ロシアのネット企業については、フェイスブックに掲載された多数の虚偽広告への関連が指摘されている。当該の護身術の講座開催には、住民の恐怖心をあおりつつ、ロシア関連企業のプロパガンダに影響されやすそうな米国人の連絡先などを収集する狙いがあったとみられる。 「ブラックフィスト」として知られるこの団体は、一連のイベントを宣伝するサイトに「自分の権利を守る準備をしよう。黒人の力が重要であることを知らしめよう」と記していた。イベントには、白人警官による黒人射殺に抗議する「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命も大切だ)」運動との関連を示唆する狙いがあった模