WHO=世界保健機関は、ジカ熱の国内での感染が確認されている国や地域を公表し、渡航する人には長袖のシャツなど着て蚊に刺されないよう注意を呼びかけるほか、妊婦に対しては特に慎重に対応するよう促しています。 一方、こうした国や地域を訪れて、その後、本国に帰って感染が見つかったケースも相次いでいて、各国は警戒を強めています。 このうち、カナダの保健当局は29日、4人のカナダ人の感染を確認したと発表しました。詳細については明らかにしていませんが、4人はいずれも妊婦ではなく、南米のコロンビアや中米のエルサルバドルへの渡航歴があったということです。 また、アメリカでは28日、CDC=疾病対策センターが、昨年以降、中南米から帰国した31人が旅行先で感染していたことを明らかにしたうえで、「アメリカ国内でも限定的な流行が起こる可能性がある」と警鐘を鳴らしました。 このほか、イギリスでは3人、ドイツでは5人が