【ニューヨーク時事】米シンクタンク、高等国防研究センター(C4ADS)は16日、1台50万ドル(約5400万円)以上のドイツ製高級車2台がオランダから日本の大阪などを経由しながら北朝鮮に密輸された可能性を指摘する報告書を公表した。 高級車などぜいたく品の北朝鮮への輸出を禁じた国連安全保障理事会の決議に違反する疑いがある。 報告書によると、車両はメルセデス・マイバッハS600ガードで、昨年6月にオランダ・ロッテルダムのターミナルに運び込まれ出港。中国・大連、大阪、韓国・釜山の順で別の船に積み替えながら10月にロシアにわたり、北朝鮮に空輸された可能性があるという。北朝鮮情報サイトが今年1月、平壌を走る同型の車両の画像を伝えている。 大阪には昨年9月18日に到着し、同27日に出港。記録では日本側の荷受人は不明だが、日本から韓国への荷送り人は「美濃物流」(本社・大阪市)とされていた。韓国の荷受人は
今から3年前、経済制裁によってイランへの自動車供給ができなくなった時、フランスの自動車大手プジョーシトロエングループ(PSA)は同社にとって世界第2位の市場に対するアクセスを失った。PSAはそれまでイランで年間50万台近い車を販売していた。 だが、不思議なことに、その後もプジョーブランドの車の販売は好調だった。自動車登録データとPSAに近い関係者によると、イラン国内でのプジョー車の新規登録台数は昨年1年間だけで約30万台に上った。 プジョーの部品キットを使い、現地で自動車を組み立てたパートナー企業群は、よそから部品を調達していたようだ。 PSAに近い複数の関係者によれば、自社ブランドでのこうした販売について同社にできることはほとんどないが、この事例は、制裁が撤廃され始めた時にPSAが再び稼ぐことのできるお金を浮き彫りにしている。 PSAは先月、可能になるや否や自動車を共同生産する折半出資の
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く