韓国の自動車メーカー最大手、ヒョンデ(現代)自動車は、ミサイル迎撃システムの韓国配備をめぐり、中国政府が反発している影響で、中国での販売が大きく落ち込み、部品メーカーへの支払いが滞る事態になっています。 これを受けて、地元中国の部品メーカーの1つが日本円にして18億円余りの代金を受け取っていないとして部品の納入を拒否した結果、車を完成させることができなくなったということです。 このため、ヒョンデは、29日に中国国内にある4つの工場で先週から段階的に生産を止め、今月26日には全面的な停止に追い込まれたことを発表しました。 30日になり、ヒョンデは、ほかのメーカーから代替部品の提供を受けられることになったため、中国での生産を再開したということですが、代金未払いの問題は解決しておらず、THAAD配備をめぐる中国の反発は、韓国の自動車メーカー最大手を直撃しています。