全国中小建設業協会副会長と横浜建設業協会会長を兼務する土志田領司社長 土志田建設の土志田領司社長は、全国中小建設業協会(全中建)の副会長であるとともに、横浜建設業協会(横建協)の会長もつとめています。 国土交通省の建設産業政策会議に出席した際は、地域建設企業の危機的な状況を訴え、発注者に対して、予定価格の見直しや余裕工期の設定、工期の平準化を行うべきと提案。建設技術者と建設技能者の処遇を改善しなければ、地域建設企業の未来はない、という土志田社長の主張は、地域建設企業から大きな支持を得ています。 そんな土志田社長に、地域建設企業を救う方策や、横浜市役所とのバトル経験、建設業界の氷河期時代の話などをうかがってきました。 ワンコイン大工を容認した建設業界のツケ 施工の神様(以下、施工):まず国土交通省の建設産業政策会議地域建設業ワーキンググループでは、どのような提案をされましたか? 土志田領司(