スポーツ庁は20日、小学5年と中学2年を対象にした2018年度の全国体力調査の結果を公表した。各種目の成績を点数化して合計した「体力合計点」で、女子は小5が5年連続、中2が4年連続で調査を始めた08年度以降の最高値を更新。男子も中2は過去最高値となったが、小5は横ばいだった。 4~7月に全国の小5と中2の9割以上にあたる約206万人を調査した。種目は握力、上体起こし、長座体前屈、反復横跳び、50メートル走、立ち幅跳び、ソフトボール(中学はハンドボール)投げ、持久走。 女子の体力合計点は小5が55・90点(昨年度55・72)、中2が50・43点(同49・80)でいずれも過去最高だった。種目別では小5、中2とも、握力とボール投げをのぞく6種目で最高値を更新した。 一方で、男子は中2が最高値を記録したものの、ここ数年続く横ばいの傾向は変わらなかった。女子の運動離れ解消に力を入れてきた同庁学校体育