日本サッカー協会は1日、臨時技術委員会で日本代表の後任監督を選定する。元メキシコ代表監督のハビエル・アギレ氏(55)で一本化された報道に、人選の責任者である原博実技術委員長(55)は大詰めの交渉に及ぶ影響を懸念。一方で日本協会がコロンビア代表を指揮したホセ・ペケルマン監督(64)を“第2の男”として擁立しようと動いていたことが分かった。その流れは4年前、ザッケローニ氏(61)の監督就任決定までの経過にそっくり。新監督には「W杯出場経験」という条件が加わるものの、またも日本協会の迷走する代表監督選びが繰り返されている。(夕刊フジ編集委員・久保武司) スペイン紙でも「就任決定」が報じられたアギレ氏について、原委員長は臨時技術委員会の前日、「決まったような報道は間違い」と牽制した。 専務理事を兼ねる原氏について、大仁邦弥会長は「兼務を外す」としている。その言葉通りなら7月に技術委員長職を外れるが