長崎県島原市の県立農業大学校で、助教授(54)が殺害され、女子学生(19)が首を絞められた事件で、逮捕された同校2年の山浦亮介容疑者(20)が「女子学生へのわいせつ行為が自分の両親らに発覚するのが怖かった」と供述していることが31日、捜査関係者の話で分かった。長崎地検は同日、助教授への強盗殺人罪と女子学生への殺人未遂罪などで山浦容疑者を起訴した。 捜査関係者によると、山浦容疑者は事件の数時間前、女子学生に対するわいせつ行為をめぐり、女子学生から文句を言われ、自分の両親らに発覚することを懸念。助教授が女子学生からわいせつ行為に関する相談を受けていると思い込み、殺害して口を封じることや女子寮の鍵を奪って女子学生を殺害することを企てたという。