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2019年11月13日のブックマーク (3件)

  • 会社のもっさりした女オタクが許せなかったのに

    私が働いている会社には女性社員が100人ほどいるのだけど、 廊下ですれ違うたびに「今日ももっさりしてるな……」と思う数人がいて、 その数人の一人が彼女だった。 おそらくきちんと乾かさずに寝ているだろう髪の毛はなんとなくしっとりし、 先端は肩に当たって不規則にはねている。 肌の感じもぱさぱさしていて口周りは産毛のせいかぼんやりし、 全体的に加齢と睡眠不足を感じさせる顔だ。 そのうえ、控えめに言っても「ぽっちゃり」に分類されるだろう体形のくせに やたらとフリルやレースのついた安っぽい布の服装を好んでいて、 フレアスカートから大根のようにずんぐりした足をむきだしにし、 社内ではリボンのついたスリッパを使用している。 すれ違うだけでも 「もっさりしていてやだな……」 「その魔法少女みたいなハートとリボンまみれのスマホケース何なんだよ……」 「せっかく美容院に行ったなら毎日のヘアケアもきちんとしろ!

    会社のもっさりした女オタクが許せなかったのに
  • 自走式彼女

    俺の嫁さんは自分で走る。特にプログラムされずとも、自分で考えて走る。 出会いは俺が二十八の時。働いている会社は新卒採用が全くなく、若いのが入らないので代謝が悪かった。その会社にしては珍しく新卒入社だった俺は、六年経てど部下はおろか後輩すらできず、ずっと続く「若手扱い」に辟易してた。そんなある日、自主退職者の補填として彼女が来た。当時二十七歳。見た目も少し近いが、雰囲気はシン・ゴジラに出てきた市川実日子まんま。会社が外資系だったこともあり、人事も面白みがないよりは風変わりな人材を好む傾向があったため、第一印象は「まためんどくさそうなのが…」という感じだった。 彼女は必要以上に人と馴れ合わないけれど、飲み会は割と顔を出す(ただし質問されない限り会話はせず、淡々と飲んでる)し、仕事は完璧なもんだから、一年たつ頃には「ちょっと変わったミステリアスな人」みたいなキャラで定着し、重宝される人になってい

    自走式彼女
  • 初めて彼女にあったのは、内定式のとき。同期だった。 : ほんわかMkⅡ

    初めて彼女にあったのは、内定式のとき。同期だった。 649 名前:大人の名無しさん[sage] 投稿日:04/05/16 18:21 ID:aQPXgC2a 初めて彼女にあったのは、内定式のとき。同期だった。聡明 を絵に書いたような人。学生時代に書いた論文かなんかが 賞を取ったらしく、期待の新人ということだった。 ただ、ちょっときつめ&変わった人で、やることすべてパー フェクトだし、自分のことはなんにも話さないので、宇宙人で はないかとの噂もあった。まあ美人と言えば美人なんだけど、 洋服とかおしゃれに気を使わないようだったし、クソまじめだ し、お高くとまってるというより男嫌いみたいだった。近寄る 男はいなかった。おいらも、なんかちょっと嫌いだった。 彼女とは、偶然同じ部署に配属になった。それまで出会った どんな女の人とも違うので、からかって反応を楽しむように なった。はじめは、すごく嫌がっ

    初めて彼女にあったのは、内定式のとき。同期だった。 : ほんわかMkⅡ