「実態とは異なる3Kイメージ」――2位にランクインした高橋秀典氏の【IT業界はもう「3K」ではない!? ~IPA『IT人材白書2010』概要について】が興味深い。 世間では「3K(きつい、帰れない、給料が安いなど)」と思われがちなIT業界だが、IPAの『IT人材白書2010』では「職場の雰囲気」「休暇の取りやすさ」「プライベートとの両立」などにおいて満足度が高い、という結果が報告されている。ただし、不況で仕事が減ったことが影響している可能性は否定できない。 また、高橋氏は調査から「ITエンジニアは将来に対する不安を抱いている」という点を取り上げている。これについて、IPAは次のようにまとめている。 「現在のような不透明な時代であるからこそ、IT企業は、自社の方向性や将来ビジョンを明確に伝え、IT人材が、産業や企業の将来に魅力を感じ、誇りを持って生き生きと働ける環境を創り出すことが重要である