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ブックマーク / closetothewall.hatenablog.com (8)

  • 菅浩江 - 放課後のプレアデス みなとの星宙 - Close To The Wall

    放課後のプレアデス みなとの星宙 作者: 菅浩江:著 GAINAX:原作出版社/メーカー: 一迅社発売日: 2015/08/01メディア: 単行(ソフトカバー)この商品を含むブログ (4件) を見るゆっくり読める時間を待ってたらちょっと遅くなってしまったか。というわけで感想を。 作は篇をそのまま小説化するのではなく、篇では謎めいた人物だった作中の敵役にして最大のキーパーソン、みなと視点で篇を逆側から捉え直すものになっている。篇九話十話を軸にする形でぐるりと裏返してみることで、篇をさらに立体的に膨らませている。 みなと視点での小説、というのが非常に奏功しているのは、文字媒体ならではの丁寧な心理描写を行えるからで、焦点人物も一人なので、この利点を生かして一冊かけてみなとを描き尽くすことで、みなとの心情が非常に切実に感じられる。また、小説は描写と説明が自然に行えるので、篇では一言

    菅浩江 - 放課後のプレアデス みなとの星宙 - Close To The Wall
  • 『放課後のプレアデス』一挙上映&キャストトークショー、行ってきました - Close To The Wall

    というわけで、おそらくは人生初のアニメイベントに行ってきました*1。普通に昼か夕方からやるのかなと思ったらオールナイトで朝五時に終了とかひでえスケジュールだと思いましたけれど、あれだけ文章を書いておいて行かない訳にはいかないでしょうと。おれが行かないなんてないだろうと。何様かと。 まあいつもは完全に寝ている時間なので、十分寝てから行っても素晴らしく眠い時間でしたけれども、後半話数を少々ショートスリープを決めた以外はだいたい起きて見てましたし、大画面とエンジン音の低音炸裂ぶりなどかなり楽しく見られました。最終話見てからの全話通観はしてなかったので。全話複数回見ているとはいえ、いろいろ興味深いこともやはりありましたね。 キャストトークショー等の感想その他もすでにツイッターあたりで多数投稿されてますので、まあそっちをみてもらったほうが早いと思いますし、私自身の感想は、今は眠いのと後があるので後日

    『放課後のプレアデス』一挙上映&キャストトークショー、行ってきました - Close To The Wall
  • 『がっこうぐらし!』の生存の二つの相 - Close To The Wall

    的にこの手のものは、最後まで見てから言及したいとは思うのだけれど、最近はモードを変えて書けるうちに書いておこうと思います。で、これ。 日常ものと思わせてゾンビもの(というのも語弊があり、実際はミックスしている)だった『がっこうぐらし!』が話題になっているけれども、どうもそのなり方に違和感がある。「日常系」をひっくり返すみたいなサプライズで一挙に視聴者を驚愕に陥れたみたいだけれど、漫画原作が何年も前から出ているので私もそのネタ自体は前から聞いており、一話に驚きは特になかった。丁寧に作っているとは思う。 これをどう成立させるのかはまったく次話を待たないと判断しようもない、と思うほかなかった。なので、一話のサプライズを評価するのもどうも違う。そこはまだ、話のジャンルというか、手続き、段取りをしている段階で、そこを評価されても困ってしまう部分ではないか。 がっこうぐらし! 第2話「おもいで」

    『がっこうぐらし!』の生存の二つの相 - Close To The Wall
  • 天体による永遠――『放課後のプレアデス』について - Close To The Wall

    Febri Vol.29 出版社/メーカー: 一迅社発売日: 2015/06/17メディア: 雑誌この商品を含むブログ (2件) を見る『放課後のプレアデス』が最終回を迎えた。日常のほんの小さな一歩と、無限遠の壮大な宇宙スケールという両端をガールミーツボーイのドラマにつなげて、繊細で緻密な作りにおいて描き出した傑作だ。星空への夢、ロマンを根底に据えて、中学生の子供達の足踏みしがちな不安感と、それでも前に進みたいという心情にフォーカスしつつ、魔法使いが空はもとより太陽系、宇宙までを飛び回る自由闊達な爽快感、国立天文台等専門家の監修をもとにした宇宙の背景、そして作品をとりまく世界はポジティブで優しく、力強い。そうそう見ることはできないだろう、素晴らしいジュヴナイルサイエンスファンタジーだ。SF設定を利用はしても縛られない自由さで用いているのも良い。 簡単な紹介は先々月書いているので、そちらを参

    天体による永遠――『放課後のプレアデス』について - Close To The Wall
  • 佐伯昭志監督 - 放課後のプレアデス - Close To The Wall

    放課後のプレアデス / SUBARU x GAINAX Animation Project まだ折り返し点、半クールしか放映していないけれども、傑作なのにもかかわらず思ったより見られていない感じがするので、早めに記事を書く。アニメ作品単独で記事を上げるのは「戦国コレクション」以来三年ぶりという点で、思い入れを察して頂くと同時に、つまりは現時点でも個人的には数年に一つとかそういう作品。 放課後のプレアデス 第一巻〈初回限定生産版〉 [Blu-ray] 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント発売日: 2015/06/24メディア: Blu-rayこの商品を含むブログ (6件) を見るこれは元々2011年にyoutubeで公開されていた計約20分のOVAが、ようやくテレビシリーズとしてスタートしたもので、長年かかっていたのがうかがえる完成度になっている。 魔法使いとS

    佐伯昭志監督 - 放課後のプレアデス - Close To The Wall
  • 「でも、30万はウソなんでしょ?」とか「30万人説を否定しただけ」という発言 - Close To The Wall

    今年は論争ネタに参加するのを控えようと思っていたけれど、ちょっと釣られてみる。 とはいっても南京事件については大抵うんざりする程同じことの繰り返しでしかなくて、一年半前に書いた記事に付け加えることはあまりない。*1 けれども、今回の件を見ていて、確信的な否定論、修正主義者や、どっちもどっちと言いたがる自称中立とは別の、もう一つのボリュームゾーンを形成しているとおぼしき、「でも、30万はウソなんでしょ?」とか「30万人説を否定しただけ」と言いたがる人々が目についた。 たとえばD_Amonさんの記事には、こういう感じに案外と反感を買っている。 関連記事は他にもいろいろあっていちいち具体例は挙げないけれど、様々な記事やブクマなどを見ていて、その手の人の多さはApemanさんも 求む「為にする議論が目的の人につける薬」 - Apes! Not Monkeys! はてな別館 で、「疑いたがる人の多さ

    「でも、30万はウソなんでしょ?」とか「30万人説を否定しただけ」という発言 - Close To The Wall
    FTTH
    FTTH 2009/06/04
    平易でいい説明。
  • テンプレを踏んでいることに気づかないテンプレ通りの人たち - Close To The Wall

    東浩紀の発言から始まった年末南京事件騒ぎだけれども、このパターンほとんど年始のフロムダ氏の南京論争とそっくりで、わたしとしては以下の一年前の記事を再掲するだけで終わらせても良いくらいだ(この騒ぎでにわかにリバイバルしてアクセス数が増えている)。 「なにが歴史修正主義の問題なのか」についての私見 - Close to the Wall 続・「なにが歴史修正主義の問題なのか」についての私見 - Close to the Wall 南京事件否定論は基的にトンデモ - Close to the Wall 論争傍観者を自称する人間についての二つの問題 - Close to the Wall ただ、東のいっていることは単純に歴史修正主義容認論とみなしていいのかどうかはやや判断に迷うところなのでさておくが、ゼロアカ門下生藤田直哉id:naoya_fujitaの発言はひどいのを通り越してもはや犯罪的だと

    テンプレを踏んでいることに気づかないテンプレ通りの人たち - Close To The Wall
    FTTH
    FTTH 2008/12/06
    テンプレートを踏んだら割れるよ! (えー
  • 論争傍観者を自称する人間についての二つの問題 - Close To The Wall

    まあ、収束気味だけど私なりのまとめをひとつ。というか、記事をまとめている間に似たようなことをすでに書かれている感があり。 賢明であると自認することと、賢明であろうと努めることとの大きな溝 謝罪までして撤退する様子のfromdusktildawn氏についてさらに突っ込むのはどうかと思うが、彼を一つの典型と扱うとして以下は読んで欲しい。 私が問題にしたいのはまさにこのタイトルに見られるような態度だ。 はてなグループ 素人が素人に分かりやすくいったい何を説明できるというのだろうか。搦め手で事件の実在を確信した理由は書いてあっても、それ以外の理由で確信できるかどうかは書いていないし、検証してもいない様子。素人の素人判断を素人に教えていったいどうしたいのか。私にはまったく要領を得ない議論にしか思えないのだけれど、これで納得したという人がいるというのだから不思議だ。 否定論者が完全否定論を唱えるのは、

    論争傍観者を自称する人間についての二つの問題 - Close To The Wall
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