おそらくいま本稿を読んでくださっている方の多くは、8月8日に『アクタージュ act-age』(以下『アクタージュ』)の原作者が逮捕され、それを受けた掲載誌(『週刊少年ジャンプ』)の編集部が同作の連載終了(打ち切り)を発表したという“事件”について、ご存じだと思います。当然、ネットでも「原作者逮捕」や「打ち切り」のニュースが次々と流れていきましたが、そのいくつかの“報道の仕方(見せ方)”に違和感をおぼえた私は、8月10日の18時21分に、以下のようなツイートを投稿しました。 『アクタージュ』の打ち切りの件、漫画家には罪はないわけだから、各マスコミのニュースで、コミックスの表紙の絵を使うのはやめた方がいいと思います(あの絵が今回の件と一緒に人々の記憶に刷り込まれてしまうため)。漫画家にとって絵柄(画風)はもっとも大事なものだということがわかってない。 — 島田一志 (@kazzshi69) A
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