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ブックマーク / realsound.jp (10)

  • 漫画家にとって“絵柄”はもっとも大事なものだ 『アクタージュ act-age』報道、「表紙」使用の是非を考える

    おそらくいま稿を読んでくださっている方の多くは、8月8日に『アクタージュ act-age』(以下『アクタージュ』)の原作者が逮捕され、それを受けた掲載誌(『週刊少年ジャンプ』)の編集部が同作の連載終了(打ち切り)を発表したという“事件”について、ご存じだと思います。当然、ネットでも「原作者逮捕」や「打ち切り」のニュースが次々と流れていきましたが、そのいくつかの“報道の仕方(見せ方)”に違和感をおぼえた私は、8月10日の18時21分に、以下のようなツイートを投稿しました。 『アクタージュ』の打ち切りの件、漫画家には罪はないわけだから、各マスコミのニュースで、コミックスの表紙の絵を使うのはやめた方がいいと思います(あの絵が今回の件と一緒に人々の記憶に刷り込まれてしまうため)。漫画家にとって絵柄(画風)はもっとも大事なものだということがわかってない。 — 島田一志 (@kazzshi69) A

    漫画家にとって“絵柄”はもっとも大事なものだ 『アクタージュ act-age』報道、「表紙」使用の是非を考える
  • 感染症による都市閉鎖と分断を描いた漫画、朱戸アオ『リウーを待ちながら』を再読

    既視感があった。 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)がパンデミック(世界的大流行)へと至り、世界中の国々で大勢の人が発病し、入院し、亡くなり、感染爆発を防ぐために移動が制限され、都市が封鎖され、そしていわれの無い差別が起こるといった現象。それらを3年ほど前に、講談社のコミック誌「イブニング」の上で既に視ていた。 山Pこと山下智久の主演でテレビドラマ化された『インハンド』の作者、朱戸アオが、2017年1月から1年にわたって連載したコミック『リウーを待ちながら』(講談社刊、全3巻)で繰り広げられた光景が今、数百倍でも足りないとてつもないスケールで起こっている。 富士山の麓にある横走市で男性が倒れているのが発見された。内科医の玉木涼穂が連絡を受けて駆けつけ、女性看護師とともに治療に当たった。男性は血を吐き、一時は生命も危ぶまれたが、体力があったためかどうにか回復する。 何の病気だったの

    感染症による都市閉鎖と分断を描いた漫画、朱戸アオ『リウーを待ちながら』を再読
  • こんまりメソッド、なぜ全米で大反響? 日本発の片づけ術が“セラピー”として機能する理由

    こんまりメソッドはプロテスタントに通じる? 「片づけコンサルタント」で知られる近藤麻理恵が2011年に出版し、ベストセラーとなった著書『人生がときめく片づけの魔法』(サンマーク出版)。「ときめく」をキーワードに、大胆に持ち物を減らす片づけ法は、2014年に翻訳された「The Life-Changing Magic of Tidying Up」として海外でも話題となった。そして2018年、こんまりこと近藤は、映像配信サービスNetflix『KonMari ~人生がときめく片づけの魔法~』(原題:Tidying Up with Marie Kondo)のホストとしてみずからの番組を持つにいたった。同番組は米国内でも開始直後から大きな注目を集めており、社会現象と化しているのは周知の通りだ。 たしかに『KonMari ~人生がときめく片づけの魔法~』は、単なる片づけのビフォーアフターを見せるだけで

    こんまりメソッド、なぜ全米で大反響? 日本発の片づけ術が“セラピー”として機能する理由
  • アイドルの声優活動なぜ増加? 2つのシーンに起こった変化を読む

    増加するアイドルから声優への転身 10月1日、Dorothy Little Happyの髙橋麻里が、声優活動を開始することを発表した。彼女は同日付けで声優プロダクションのオブジェクトに声優として所属。今後はDorothy Little Happyと声優の両活動を並行して行っていくという。かねてよりアニメ好きであることを公言していた髙橋。2015年にはGEMやX21のメンバーらも参加したドリーム・ユニット、マジカル☆どりーみんの一員としてTVアニメ『ジュエルペット マジカルチェンジ』のオープニングテーマ「マジカル☆チェンジ」を歌ったことはあるが、声優としてはこれが最初の一歩となる。今後の活躍が期待されるところだが、実は近年、彼女のようにアイドルと声優を兼業したり、あるいはアイドルから声優に転身する例が増えているのだ。 乃木坂46『いつかできるから今日できる』(初回仕様限定盤Type-C) 現

    アイドルの声優活動なぜ増加? 2つのシーンに起こった変化を読む
    FTTH
    FTTH 2017/10/11
    アイドル声優とか声優アイドルの事例概観としては悪くない記事なのかもしれないけど「なぜ増加?」の答えにはあんまりなってなくない?
  • 初代ゴジラの“呪縛”から逃れた『シン・ゴジラ』 モルモット吉田が評する実写監督としての庵野秀明

    公開3週目を迎えても『シン・ゴジラ』の勢いは依然、衰えを見せない。IMAX、MX4D、通常上映と、毎回環境を変えて観ていたが、この原稿を理由にまた劇場に足を向けてしまった。高圧縮の情報量、現実の反映、オマージュ、トリヴィア、語られないまま終わった謎への解釈など、まるで20年前の『新世紀エヴァンゲリオン』テレビシリーズ放送終了後から翌年の劇場版公開にかけての熱狂が再現されているようだ−−と言っては言いすぎだろうか。いずれにせよ、繰り返し観ることで細部を語る魅力が増す作品であることは間違いあるまい。 マイナスをプラスにさせる庵野秀明のアレンジ ここでは、〈庵野秀明にとってのゴジラ〉から話を始めてみたい。というのも、特撮好きなエヴァの監督というイメージから誤解されがちだが、これまで庵野はウルトラマンほどの熱狂をゴジラには見せていなかったからだ。『シン・ゴジラ』の原点となる第1作の『ゴジラ』(54

    初代ゴジラの“呪縛”から逃れた『シン・ゴジラ』 モルモット吉田が評する実写監督としての庵野秀明
    FTTH
    FTTH 2016/10/02
    やっと読んだ 凄い評だ
  • 検閲ギリギリのラインを攻める!? 中国共産党バトルエンタテインメント『タイガー・マウンテン』

    中国映画市場は、2017年には北米を超え世界第1位になるといわれている。この巨大なマーケットを狙い『アイアンマン3』などハリウッドの人気シリーズ作が中国との合作として製作されたのは記憶に新しいところ。ここで製作者たちの悩みの種となっているのが、中国共産党政府の検閲である。共産主義や警察・公安などの組織に否定的な描写は厳禁。銃やドラッグ、セックスの類がもってのほかとあっては、表現の幅が狭まるのは当然だろう。それは、中国返還後に土にチャンスを求めた香港映画人たちとて例外ではない。 そんな検閲をものともせず、圧倒的なエンタテインメント作品を作り続けているのが、かつて〝香港のスピルバーグ″と呼ばれたツイ・ハーク監督だ。彼は興行収入約96億円を記録した中華版シャーロック・ホームズ『ライズ・オブ・シードラゴン 謎の鉄の爪』をはじめ数々のヒット作を産み出し、2015年まででトータル400億円以上を中

    検閲ギリギリのラインを攻める!? 中国共産党バトルエンタテインメント『タイガー・マウンテン』
  • 任天堂・近藤浩治氏×サカナクション・岩寺基晴が語る、ゲーム音楽の歴史と未来

    ファミリーコンピュータ(TM)(通称ファミコン(TM))向けゲームソフト『スーパーマリオブラザーズ』の誕生30周年を記念した、スーパーマリオシリーズのゲーム音楽をコンパイルした2枚組アルバム『30周年記念盤 スーパーマリオブラザーズ ミュージック』が9月13日にリリースされた。リアルサウンドでは先に公開されたKenKen(RIZE)との対談に続いて、任天堂のサウンドスタッフとして『スーパーマリオブラザーズ』をはじめとする数々のゲーム音楽を手がけてきた近藤浩治氏と、ディープなゲームファンであるサカナクションのギタリスト、岩寺基晴との対談を公開する。 KenKenとの熱いスーパーマリオ&ゲーム音楽トークに続き、今回の対談ではさらにマニアックな音楽談義を展開。自身が音楽家としても尊敬する近藤氏を前にした岩寺は終始緊張気味だったが、彼らしい視点でスーパーマリオシリーズやゲーム音楽に関する質問をぶつ

    任天堂・近藤浩治氏×サカナクション・岩寺基晴が語る、ゲーム音楽の歴史と未来
  • 日本語ラップとナショナリズム “不良映画”から読み解く思想の変化とは?

    音楽ライターの磯部涼氏と編集者の中矢俊一郎氏が、音楽シーンの“今”について語らう新連載「時事オト通信」第2回の後編。前編【ヒップホップとヤンキーはどう交差してきたか? 映画『TOKYO TRIBE』と不良文化史】では、今夏に公開された映画『TOKYO TRIBE』を軸に、90年代のヒップホップ文化やチーマー文化について掘り下げた。中編【『ホットロード』主題歌の尾崎豊はアリかナシか? 不良文化音楽の関わりを再考】では、引き続き『TOKYO TRIBE』に見られる不良文化について考察を深めるとともに、同時期に公開された『ホットロード』についても議論を展開。後編では、2002年に公開された日映画『凶気の桜』の背景を辿るとともに、そこから浮かび上がる近年の日のナショナリズムとヒップホップシーンの接点について考察し、さらには日のラッパーがどのような思想的変遷を経てきたのか、時代背景とともに推

    日本語ラップとナショナリズム “不良映画”から読み解く思想の変化とは?
  • 声優の音楽作品の評価が高まっているのはなぜ? 『本人先行型』が普及した背景

    声優の音楽作品の評価が高まっている。昨年は、花澤香菜が渋谷系~ポスト渋谷系アーティストである、北川勝利、中塚武、カジヒデキ、ミト(クラムボン)らを迎えてのファーストアルバム『claire』を制作。竹達彩奈は、沖井礼二、筒美京平、奥華子や末光篤、川真琴にいしわたり淳治らを迎えた『apple symphony』をリリースした。このように、他ジャンルのアーティストとコラボレーションすることで、作品が評価される声優は少なくない。中には、水樹奈々のように、アーティストとしての活動が大成功するロールモデルも現れている。 今年に入ってからは、上坂すみれが3月5日にリリースする『パララックス・ビュー』では、大槻ケンヂが作詞で参加したほか、3月12日に発売を控えた堀江由衣の新作『The▽World's▽End』(▽はハートマーク)では、清竜人が全楽曲の作曲を手掛けている。さらに、先述の花澤香菜が、北川勝利

    声優の音楽作品の評価が高まっているのはなぜ? 『本人先行型』が普及した背景
  • ラルクからスピッツまで……ザ・キュアーが日本のロックに与えた広くて深い影響 - Real Sound|リアルサウンド

    今回は先月に行われたフジロック・フェスティバル最終日のトリを飾り、全36曲3時間、アンコールだけで40分という超ど級のステージを展開したザ・キュアーを取り上げます。 フジロックのセットリストはこちら キュアーというと2008年以降新作のリリースもなく、日では話題にあがることも少ないので、若い人には馴染みが少ないと思われますが、米英ではいまだアリーナ・クラスの大物ですし、ニュー・ウエーブ以降の耽美的で内向的な英国ロックの流れを語るにあたっては絶対に欠かせないバンドです。 キュアーはポスト・パンクの嵐が吹き荒れる1978年に結成され、1979年にデビュー。初期は極限まで音を削ぎ落したクールでモノクロームなミニマル・ロックでした。 The Cure「A Forest」(1980) それが次第に音がカラフルに、ポップになって、次々とヒット・シングルを飛ばし始めました。この曲は当時のキュアーとして

    ラルクからスピッツまで……ザ・キュアーが日本のロックに与えた広くて深い影響 - Real Sound|リアルサウンド
    FTTH
    FTTH 2013/08/11
    本文読まないでコメントするけど「ラルクからスピッツまで」ってレンジ狭いのでは……?
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