岩岡ヒサエが1月30日に発売となる「土星マンション」4巻の発売を記念し、2月14日のバレンタインデーにサイン会を開催する。 「土星マンション」は短編作が多い岩岡にとって初となるSF長編作品。岩岡のほんわかとした優しい画風で人気を集め、昨年のIKKI8月号(小学館)では実写映画化が決まったことも発表されていた。 サイン会は三省堂書店神保町本店で開催。同店で4巻を購入すると先着順で整理券が配布される予定なので、万全を期したければ発売日に店頭で購入されたい。
『土星マンション』はいいですね。何度読んでも、いいです。ものすごく絶望的な世界なんですが、不思議なことに安心感があるんです。 主人公ミツは窓拭き職人です。地球の周りをコロニーが回っているのですが、宇宙にもチリやゴミなんかが飛んでいます。窓拭き職人はコロニーに飛んできて、窓にくっついたチリを払って綺麗にし、ゴミで傷ついた外装を修理する仕事です。 宇宙は圧倒的に暗い世界です。大気がありませんから、光が反射することがないのです。我々が住んでいる地球には光が散乱していますけども、宇宙空間では光は当たった場所にしか見えないのです。窓拭き職人の世界は圧倒的に暗闇です。 コロニーは上層や中層、下層に分かれています。お察しの通り、上層にはエリートが住み、下層には貧民が住んでいます。もちろん、それらは生まれ付いての身分というもので決められています。差別は余裕との戦いです。余裕のない世界では、差別は存在
マンガ、少女マンガ、少年マンガ、青年マンガ…読みますぞ♪当BlogはマンガオンリーのBlogです。ネタバレあります、どうぞご注意ください。TBコメントは現在承認制、ご了承下さい。 地上35000メートルの上空の、土星の輪のように地球を取り巻くパイプのなかで生活している近未来の(遠い未来?)人類。パイプを磨く仕事をしている、主人公ミツと彼をとりまく人々の物語第二弾! 1巻のご紹介感想はこちらです。 何か大きな事件やドラマティックな展開があるわけではないけど、相変わらずしみじみさせてくれる物語。 閉塞感と開放感が、みょーにバランスよく入り混じってる感じですよね。 土星の輪のようなパイプの中で暮らしている、その閉塞感、そこまで地球の環境が破壊されてしまったという絶望感、でもそんなものにはとうに慣れてしまってる、しかしやっぱり根底に流れる虚無感みたいなもの…どこか諦めてしまった感じがしてて、決して
「土星マンション」 岩岡ヒサエ 著 宇宙を舞台にしたコミックには、隠れた傑作が沢山あります。「プラテネス」、「ふたつのスピカ」などは、その筆頭でしょう。 そして、この「土星マンション」も、それらの系譜に繋がる、隠れた傑作への道を着実に歩んでいるものと(現在、単行本は三巻まで)固く信じています。 これら三作に奇しくも共通するのは、舞台こそ宇宙(「スピカ」は宇宙ですら無く、宇宙飛行士になる為の学校が舞台)と言う大きなものを扱いながら、かつてのSFのように新奇なテクノロジーや科学理論を中心に誰も見た事のない話を描くのではなく、既存のテクノロジーの延長として、当然今の先にある宇宙での生活(或いは宇宙への働きかけ)における、人間の普遍的な悩みや成長が描かれている点です。 特に本作において、その特徴は顕著です。舞台さえそうでなければ、かつての高度成長期、もしくは文明開化時の、上流社会と下流社会の相克を
『土星マンション』(どせいマンション)は岩岡ヒサエによる日本の漫画作品。小学館発行の月刊漫画雑誌「月刊IKKI」に連載された。短編作が多い岩岡初のSF長編作品である。単行本は全7巻。2011年に第15回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞。 あらすじ[編集] 地球全体が自然保護区域となり、地上に降りることが許されなくなった時代。人間は遙か35,000メートル上空に浮かぶ巨大なリング状のマンションで暮らしていた。 地球の周囲をめぐる上層・中層・下層からなるその巨大なリングシステムで、主人公・ミツは生まれ育った。ミツは中学卒業と同時に、亡き父と同じ職種「コロニーの窓拭き」を始める。ベテラン窓拭き職人「仁さん」とコンビを組むこととなったミツは、さまざまな困難を乗り越え、仕事を通し、色々な人と出会い一歩ずつ成長していく。 登場人物[編集] ミツ 主人公。16歳。中学を卒業したばかりの窓ふき職人
読書地球全土が自然保護区域となり、人間が地上に住むことを許されなくなった時代。地上を追われた人間は地上35,000メートル上空の、地球の周囲を回るリングシステムマンションに住んでいる。マンションは上層・中層・下層に別れ、上層には高額所得者の住居、中層には大企業や公共施設、下層には上層に住めない低所得者たちが暮らす街がある。下層の人間は就職できる業種が限られ、優秀であっても中層の企業や施設で働くことはできない。下層の人間が上層に上がるためのエレベーターに乗るだけでもパスを取得しなければならない。パスを取得できるのは一部の業種に携わる人々で、例えば主人公のミツが働く窓拭きの仕事だ。仕事の依頼は主に上層の住人から来る。下層では高額な窓拭きの費用が支払えない家庭がほとんどで、街の明るさは人工光によって保たれているが、ある年代の人は人工光が体に合わず免疫力が低下する病気に悩まされている。一方、上層の
なりひらばし電器商店は連載終了いたしました(2013/9/24に告知) ■『土星マンション a roof』土星マンション同人誌 ■2012/4 阿佐ヶ谷ロフトA/土星イベントで配布した漫画 ■『これも恋の話』同人誌 「パンデコイ」 「かばん」 「旅恋」 同人誌取り扱い店 COMIC ZIN様 恵文社バンビオ店様 ----------------- 「土星マンション」映画化について ----------------- カバーイラスト ●オープン・セサミ (文春文庫) 久保寺 健彦 (著) ● ●間違う力 オンリーワンの10か条 (Base Camp) [単行本(ソフトカバー)] 高野秀行 (著) ● ●明日の水は大丈夫?●(折り込みポスター付) たまにご飯を食べたり何かを作るサークル <はしレンジャー> ■掲載 5/22 小説新潮6月号 はるがいくよ 24P 6/10 ジャンプ改 「孤食ロボ
土星マンション 1 (IKKI COMIX) 作者: 岩岡ヒサエ出版社/メーカー: 小学館発売日: 2006/10/30メディア: コミック購入: 7人 クリック: 90回この商品を含むブログ (131件) を見る本屋で平積みされてて、表紙とタイトルに一目で惹かれて買いました。裏表紙のあらすじではあんまりどんな物語なのか想像できなかったんですが、読んでみると「なるほど。うわーすげー。買ってよかった」って感じでした。わけわかんない感想だな(笑) 地上に住めなくなった世界。人は上空35000mに浮かぶリング状建造物の中で生活している。主人公はその建造物の窓を拭く仕事をしているミツという少年。…という近未来的?設定なのですが、あくまでここに住む人々の日常を穏やかに細やかに描いています。その日常にはリング状建造物という閉鎖的空間と階層(階級ともいえる)が前提としてあって*1、窓拭きの仕事をしていく
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