見た目はアレゲだが、着てみると涼しくてやみつきになるファン付き長袖作業着「空調服」の本格販売が始まった。今年の新作はデザインを一新。サイズもSから5Lまで7種類そろえて老若男女にフル対応した。販売目標は年間の10万着と、昨年の10倍以上。7億円の売り上げを見込む。 来年の生産拡大に向けての準備も万端だ。建設中の中国工場は9月に完成。どんな服でも空調服化できるという「内装式」や、レインコート型、スーツ型なども試作中で、バリエーションは今後さらに増えそうだ。 空調服は、密閉性の高い長袖服の腰あたりに2基のファンを搭載した作業着。服の中に風を送って汗を気化し、気化熱で体を冷やす仕組みで、お風呂上がりの濡れた体に扇風機が心地よいのと同じ原理だ。服が体に張り付かないし、汗がすぐに蒸発するため不快感や汗くささもない(関連記事参照)。 暑苦しい見た目とは裏腹に、実際に着てみると驚くほど涼しい(関連記事参