知識も経験もコネもないのに出版社になった。おまけに、すべての業務をたった一人でこなす私。汗と涙と苦笑いの細腕苦労記。 今、著者の手伝いをしている。・・・と書くと聞こえがいいが、ゴーストライティングだ。 出版業を始める前は、政治家とか芸能人の本以外は、みんな自分で書いてるんだと思っていた。いろんな人に会って話を聞くうちに、すごい裏事情がだんだん分かってきた。 以前、「どこの牛肉か気にするのに、本なら気にならないのか。名前だけの著者というのは本来は詐欺に近い」と知り合いに言われて、うーん確かにと思ったことはある。 私の場合、まず最初の本は自分で書いた。資格本で公式テキストの焼き直しだったので、何の問題もなし。ある団体が著者ということになってたが、ゴーストをしているという自覚はなかった。 2冊目は著者の要望もあって結構書き直しをしたが、編集作業をしているような気でいた。当時はリライトという言葉も
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