JR東日本は、東京駅八重洲南口コンコースに、65インチの縦型液晶ディスプレイを用いた「デジタルポスター」をこの7月から9月までテスト設置する。無線技術を用いた広告システムで、時間帯や曜日別のコンテンツ表示が可能だという。 昔、B倍全のポスターと言えばグラフィックデザイナーのあこがれの媒体だった。美術展の応募要項はたいていポスターを前提にしていた。絵の具も「ポスターカラー」と呼ばれていたぐらいだ。 アナログ時代のポスター制作はデザイナーにとってその大きなサイズが魅力だったが、DTP制作では、サイズは単なるデータだから事実上見た目のサイズは関係なくなる。なんだか味気ない。デザインも美術も「原寸サイズ」で見ることが大事だが、DTPになってモニターで可変サイズで見ることに慣れてしまった。このことはデザイナーの視覚に重大な問題を引き起こしていると思うがあまり指摘されることがない。 今回は静止画だそう