拙者は万年筆の収集を始めて36年以上。そろそろボケが始まったので今のうちに【萬年筆調整と改造の記録】を残しとく。 毛細管現象を詳細に説明した【第七章】 【日本では普通にペン芯と呼んでいるが、その働きから考えれば英語のFeederを直訳したインキ送りの方が本当だろう】という渡部氏の言葉にはハッとさせられた。本当に無意識にペン芯と読んでいた。 渡部氏は続けて【名は実を表すというとおり、日本の多くの万年筆のペン芯が、本来の目的であるインキ送りの働きをせずにいるのは残念な事】と書いている。 ペン芯【Feeder】に必要な条件は3つ ①インキの通路として、毛細管現象を誘発する隙間を有する事 ②空気の通路として、相当な広さを持つ事 ③金ペンを取り付ける芯としての役割に沿う事 ①についての解説として、大変な誤解をしている人が多いとして次の事例をあげている。【インクが出渋るからといって穴や溝を拡げてしまう
拙者は万年筆の収集を始めて36年以上。そろそろボケが始まったので今のうちに【萬年筆調整と改造の記録】を残しとく。 ここに紹介する2枚の写真はパイロットの会社案内に収められている【事業所/国内】の最初の2枚。ここでは本社、工場、関連会社の写真が順番に掲載されている。 まず本社の紹介じゃが、右上の取扱商品の最初に【万年筆】と掲載されている。万年筆の売上げが5%にも満たない現在と違い、昭和37年(1962年)には万年筆がパイロットの主要商品だったのは間違いない。 万年筆のほかにもシャープペンシル、ボールペンなどに並んで【インキ、スタンプパッド、カーボンペーパー】などもある。このあたりはGünther Wagner社と似たような商品群じゃ。独自の商品としては計算尺、計算機などがあった。 左の写真の下左は【事務合理化の先端を行くIBM室】と思われる。机に並んでいる女性はキーパンチャーで、机の側のくず
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