10月31日のワークショップを終えた後、朗文堂さんの「活版ルネサンスフェア」に行ってきました!! 19時までの会場に「まだ間に合う!」とギリギリに駆け込み、「迷惑にならないういちに退散しよう」と心に決めていたのに、結局見出したら止まらなくなり、何週もして、写真まで撮らせてもらって、いつも優しい大石さんに話しかけ、結局最後の一人になっていました。へへへ(^^;) 小さな一室にとても見応えのある活版まわりのものが沢山!初めて目にするものもあり、思わずまた色々欲しくなってしまいました。 輸入ものの活字や、古い罫線。 こんな細かい書体まで! なんと美しい、メタルベースセット。 こちらは組版用ステッキです。 このステッキを手に持って、活字を拾い、組んでいきます。 こちらは活字ホルダーというもの。 このホルダーに活字を組んで固定して、活版機がなくともスタンプのように使える優れものです(**)
以前古本屋さんを渡り歩く機会があってふと思ったことを、一冊の本を眺めてまたふと思い出しました。活版印刷で刷られた本の楽しみかた。 めまぐるしく消費されていく本が、溢れている現代、だと思うのですが、(まるこはそうではない時代の事は残念ながら実感がないのです。)古い本はまだ沢山あります。探せば活版で刷られた本も、沢山見つけ出すことが出来ます。 たとえばそれを目当てに古書の街、神保町なんて行った日には目移りして帰って来られなくなりそうですが・・・(笑)活版印刷時代を知らなくても、興味があって活版印刷について少しでも知っていれば、そんな昔の本を見て、その本が出来るまでのことを、印刷される過程を、想い描くこともできます。 1980年に刷られた「プチ・ニコラのヴァカンス」。 活字の合間に出て来るイラストがかわいくて、たまにかすれちゃったり、たまに線が太くなっちゃったりするのがまた面白くて、そこには
今年もあります。 楽しい活版のお祭りです 昨年ご好評をいただきました 朗文堂さん主催の活版のお祭り 「活版凸凹フェスタ」 今年もこのゴールデンウイークに 行われます。 【会期】2008年 5 月 2 日(土)〜 12 日(月) 11:00 – 18:00(最終日は 17:00 まで) 【会場】CCAAアートプラザ 今年は昨年よりも出展者さんも増えて 充実のイベント内容になりそうです。 ユニバーサル・レタープレスも まるこ店長のmizomizoと共に ここ最近の刷り物を携えて出展いたします。 会場では、作家の展示や作品の販売以外に 活字や道具、消耗品などの販売もあります。 ユニバーサル・レタープレスのブースでは、 ミスター・ユニバースがデザインを担当しました できたてほやほやの書籍 大阪の雑貨店「チャルカ」さんの 最新刊「アジ紙」を販売いたします。 ざら
来年1月より再開いたしますワークショップ。 現在予約受付中です。 どんな事をやるのか ちょっと解説することにしましょう。 1.ポストカードにしたい絵柄(線画が向いてます)を送っていただき、凸版に起こします。凸版を作ってくださるのは神保町の真映社さんです。 写真は樹脂版。(亜鉛版での制作も可能です) 2.版をレイアウトに添ってメタルベースに糊で固定。ここで平面が出ていないとムラの原因になりますので慎重に。インテル・ファニチュア・ジャッキなどを用いてチェースに固定します。 3.朱・赤・藍・緑・黄・白・墨・草・群青・銀の中から色を決めて練ります。大体一回の印刷には空豆ひとつ分くらいのインキを使用。勿論混色もOKですよ。 4.インキローラーを本体に装着します。 5.チェースに固定された凸版を本体に装着。圧盤上のスケールを使って紙の位置などを大体決めます。 ねえねえ、なにやってんのー? 6.インキを
活字見本帳。活版印刷やさんや活字やさんで手に入るものですが、昔に比べて現在はかなり貴重なものだそうです。だそうですというのはまるこがその「昔」を知っている大御所まるこではないので、何についても偉そうな事は言えないのですが、活版印刷が少なくなってきている今、印刷やさんも辞めようかどうしようか迷う事が多いときに、見本帳なぞやたらめったら作らないぞ。というのが現状のようです。昔つくったもの、今あるだけ、なくなったらおしまい。というのが今貴重とされる理由。その「今あるだけ」もたくさんあるわけではないので、印刷やさんによってはもうサンプルとして渡すことは出来ない。というところも多いようです。もしくは、もうない。とか。 以前に台東区千束の活字やさんを訪れた時、「頂ける見本帳はありますか?」と聞いたところ、「もう一部しかないからあげられないんだ。ごめんね」と言われ、コピーだけさせて頂いた事もあります。
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