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ブックマーク / blog.goo.ne.jp/jchz (4)

  • 言語と伝統/Googleとの闘い(ジャン・ノエル・ジャンヌネー) - 見もの・読みもの日記

    ○ジャン・ノエル・ジャンヌネー著、佐々木勉訳+解題『Googleとの闘い:文化の多様性を守るために』 岩波書店 2007.11 2004年12月、グーグル社は、6年間で1,500万冊の図書、約45億ページをデジタル化する計画(グーグル・プリント)を発表した。その後、2005年にグーグル・ブック検索(Google Book Search)と名前を改め、2007年、慶応大学が参加を表明し、日語版のフロントページが登場するなどして、次第に日での認知度も上がってきたかと思う。今回、いつの間にか日Wikipediaに「Googleブック検索」の項目が立っていることを発見して驚いた(2007年12月作成)。いや、2007年まで無かったことのほうがオカシイのだが…。 しかし、私は、2004年12月当時の社会的反響を何も記憶していない。大多数の日人は、出版や図書館にかかわる人間も含め、遠く無縁な

    言語と伝統/Googleとの闘い(ジャン・ノエル・ジャンヌネー) - 見もの・読みもの日記
    FeZn
    FeZn 2008/06/16
     >"近代の日本語は、たぶん世界でも稀なほど「足のはやい」言語なのだ。"
  • 西の草双紙/チャップ・ブックの世界(小林章夫) - 見もの・読みもの日記

    ○小林章夫『チャップ・ブックの世界:近代イギリス庶民と廉価』(講談社学術文庫) 講談社 2007.7 チャップ・ブックという言葉を知ったのは、2005年暮れのうらわ美術館の展覧会『挿絵のたのしみ』だったかしら。2006年の『アラビアンナイト大博覧会』でも目にしたように記憶している。 チャップブック(Chapbook、英語では1語なのだから「・」は要らないように思う)というのは、16~19世紀にチャップマンと呼ばれる行商人が売り歩いた廉価である。古いものは今日の新書版サイズ、18世紀末~19世紀にはさらに小型化して今日の文庫サイズとなった。厚さは16~24ページが標準。50ページを超えるものはほとんどない。基は紙表紙で、へりも整えず(アンカット)、綴じ糸もない(パンフレット形式)のものも多く見られた。内容は、手軽に読める笑い話、ハウツーもの、占い、宗教的な教訓譚、エキゾチックな旅

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    FeZn
    FeZn 2007/08/11
  • 活字の国、朝鮮/高麗美術館 - 見もの・読みもの日記

    ○高麗美術館 夏季企画展『活字の国、朝鮮-朝鮮活字印刷文化との出逢い-』 http://www.koryomuseum.or.jp/ 話は先週の土曜日に戻る。開館と同時に入った京都国立博物館で、午後2時過ぎまで過ごしてしまった私は、慌てて洛北に向かった。今回の京都旅行の目的は、むしろこっちだったので、十分な時間がなくなっては、元も子もない。 高麗美術館の展示企画は、ときどきチェックしているが、陶磁器とか工芸を扱うところだと思っていた。そうしたら、今回のテーマは「印刷」だというので(を扱う私の仕事柄もあって)ぜひ見たいと思った。私はこれまでにも、『静嘉堂文庫の古典籍』とか、慶應義塾図書館の『論語』展とか、東アジアの書籍に関する展示はよく見ている。だから、朝鮮と言っても、そんなに違いはないだろう、と思っていたのだが、いきなり、びっくりすることになってしまった。 最初のケースに展示されていた

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    FeZn
    FeZn 2007/02/11
  • 驚愕の「お蔵出し」、日本美術が笑う/森美術館 - 見もの・読みもの日記

    ○森美術館 『日美術が笑う:縄文から20世紀初頭まで-若冲、白隠、円空、劉生-』 http://www.mori.art.museum/jp/index.html 久しぶりの森美術館。会場に入ると、無防備な笑いを顔いっぱいに浮かべた3人の楯持人埴輪に迎えられて、いきなり脱力する。最初のセクションは「土の中から~笑いのアーケオロジー」と題して、円形の舞台に、土偶(縄文時代、紀元前3000~1000年)と埴輪(古墳時代、5~7世紀)が並べられている。土偶も埴輪も、もちろん「笑い」をたたえた造型ばかりではないはずだが、無数のバリエーションの中から、よくぞ選び出したなあと思われるくらい、見事な笑顔が並んでいる。ヒトだけではない。埴輪のイヌってかわいいなあ! ちゃんと日犬の特徴を備えている(ピンとした耳、クルリと巻いた尾)。 次の「意味深な笑み」のセクションに進もうとして、ちょっと戸惑う。この展

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