当社の御祭神は豊玉姫命(トヨタマヒメノミコト)、鵜草葺不合命(ウガヤフキアエズノミコト)、譽田別命(ホンダワケノミコト)の三柱で、三柱とも御祭神名の語尾には、いずれも「命」という文字が入ります。しかし日本書紀で表記されている鵜草葺不合命の敬称(御神名の末尾の文字)は、当社で用いている敬称「命」ではなく、「尊」という敬称が使われています。 神道に関心を持っている方であれば大抵は知っている事かもしれませんが、このように御祭神名の末尾には、大抵「命」もしくは「尊」という文字のいずれかが敬称として使われる事が多く、文字に相違はあっても読み方はどちらも同じく「ミコト」です。全く同一の御祭神でも、お祀りしている神社によって御祭神名の末尾が「命」であったり「尊」であったりとその敬称が異なるのはよくある事で、御祭神によっては、「大国主命」「大国主神」のように末尾が「命」と表記されたり「神」と表記されたりす