サーバーの払い出しは手続きが多く、時間がかかっていた。構成管理ツールやコンテナを活用すれば大幅に時間を短縮できる。新しい技術やツールを使って素早く開発に着手しよう。 システム開発のリードタイムが短くなる中、インフラの調達にも速度が求められるようになっている。九州電力とぐるなびの事例から調達における無駄取り法を学ぼう。 ツールでサーバー払い出しを短縮 「電力自由化が進み、新たなサービスを短期間で構築することが求められている」。こう話すのは九州電力の成松伸之テクニカルソリューション統括本部情報通信本部システム運用グループ長だ。九州電力では米ヴイエムウェア(VMware)の製品でサーバーを仮想化し、利用している。2019年6月末時点で約60台の物理サーバー上に965台の仮想サーバーが稼働している。2018年には米レッドハット(RedHat)の構成管理ツール「Ansible Tower」を導入した