山口組分裂から7年。2019年10月に出所した髙山清司若頭の陣頭指揮のもとで強硬姿勢を貫く六代目山口組と、中核組織の山健組などが抜け、“瓦解”が加速する神戸山口組との抗争は形を変えながら、今も全国各地で続いている。 六代目山口組の髙山若頭 岡山では10月26日の白昼、神戸山口組から六代目山口組に移った山健組系妹尾組の若頭らが、ナイフを手に理髪店にいた池田組の池田孝志組長を急襲。池田氏は無事だったが、襲った側が返り討ちに遭い、血まみれの惨事に発展した。 社会部記者が語る。
ジャンクDNAが進化の震源地になっているようです。 ギリシャのアレクサンダーフレミング生物医学研究センター(BSRC Fleming)で行われた研究によって、人間のゲノム内にある本来は遺伝子を記録していないジャンクDNAと呼ばれる部分から、155個の新たな遺伝子が生成されていることが明らかとなりました。 155個の遺伝子たちの起源は数億年という非常に古いものから、700万年前のチンパンジーと人間の分岐点あたりで出現した比較的新しいものまでさまざまでした。 これはそれまでなかった新しい遺伝子が太古の昔から現代に至るまで、ジャンクDNAの領域から自然発生していることを示しています。 研究者たちはこれら新しい遺伝子は通常の遺伝子出現とは異なる「ゼロ」から生じたものであり、生命進化の隠された原動力として、今も人類を変化させ続けていると述べています。 研究内容の詳細は2022年12月20日に『Cel
19世紀、ストーンヘンジ近くで4000年前の墓が発見された。 その当時、埋葬されていた2名の人物はシャーマンや聖人だったと推測されたが、もしかしたら高い技術を持つ金細工師でもあったのかもしれない。 その証拠に、一緒に埋葬されていた石器に金を加工したらしき痕跡が残されていることが、最新の研究で判明している。 『Antiquity』(12月16日付)に掲載された研究は、「墓の副葬品は、その人物のアイデンティティを表す以上のものである」と説明する。 現代人の我々は、ある人物の属性を「シャーマン」や「金細工師」のように単純に考えたくなるが、青銅器時代の社会では、1人の人物はもっとさまざまなものを体現していたのかもしれない。 ストーンヘンジ近くの墓に埋葬されていた古代人の正体 1801年、ストーンヘンジから西に16キロ離れたアプトン・ラベル村で、紀元前1800年頃の青銅器時代の墓が発見された。 墓に
森功著『国商 最後のフィクサー葛西敬之』では、「改革三人組」と呼ばれた若き日の葛西敬之も描かれる。葛西は国鉄分割民営化の際に、最大労組である国労を潰すために、革マル派労組・動労トップの松崎明と手を組んだ。 しかし、分割民営化が果たされJR東海が発足すると、葛西は「反松崎」「松崎切り」を鮮明にする。それに激怒した松崎の執拗で陰湿な攻撃が始まった。松崎一派が葛西のスキャンダルを暴露するキャンペーンを行ったのだ。前回に引き続き、お伝えする。 『国商 最後のフィクサー葛西敬之』連載第8回中編 「とぼけたことを言うんなら…」 葛西はJR東海の常務取締役総合企画本部長から1990年6月に副社長に昇進し、名実ともに経営の舵を握った。それからおよそ1年後の91年8月、事件が起きた。 佐藤が新たにJR東海労を立ち上げた翌日の、8月1
「ラクそうな仕事」でうつに 定年を迎えても、まだまだ働きたい。現役時代、真面目に仕事に打ち込んできた人ほど、そんな思いを強く抱くものだ。 培った経験を活かせる仕事はないか。それとも、未知の分野にチャレンジしようか。できればラクに稼ぎたい……あれこれと夢は膨らむ。 ところが、定年後に意気込んで始めた仕事で、壁にぶつかる人は後を絶たない。 千葉県に住む林元雄さん(67歳・仮名)は2年前、マンション管理人の募集で採用された。 「研修もあっという間に終わり、これはいい仕事を貰ったと思いました。ところが、いざ働き始めると、掃除やゴミの仕分けもやれというんです。 朝6時半に出勤して、ゴミ置き場に溜まっている大量のゴミを仕分けて移動させる。それだけでヘトヘトなのに、終わったら共用部分を上から下まで掃き掃除。 昼に一息つけるかと思うと、今度は住人に雑用を頼まれたり『掃除の仕方が甘い』と叱られたり。本社に『
宮崎駿(※崎=たつさき)、そして高畑勲を支えた「スタジオジブリ」の名プロデューサー、鈴木敏夫さん。今年開催された「鈴木敏夫とジブリ展」では、8800冊の蔵書の展示が話題になりました。この展覧会の準備として行われたインタビューは、著書『読書道楽』にまとめられています。それぞれの本の思い出、さらにはクリエイターとの出会いについて聞きました。 ジブリパークに図書館を作りたい ―『読書道楽』は、「鈴木敏夫とジブリ展」で展示された鈴木さんの蔵書についてのインタビューがもとになっていますね。 書斎や書庫、仕事場など、あちこちに置いてある本を一堂に会して眺めてみたいと、何年も前から密かに考えていました。ありがたいことに、この展覧会をきっかけに実現できましたが、正直なところ「意外に少ないな」と感じました。僕が生きてきた74年間は、こんなに短いのかと思ったんです。 僕が本をたくさん所蔵していると知った方々か
JR東海・山梨リニア実験線(山梨県都留市)で、鉄道と超電導磁石を融合させた近未来の乗り物、リニア中央新幹線L0系改良型試験車の報道向け試乗会を取材した。 リニアの最高速度は時速500km。超強力な磁力によって浮上走行するリニアが完成すると、首都圏と関西圏が1時間程度で結ばれる。これからの日本の未来に大きな変化を与える夢の乗り物だ。今後の鉄道業界や私たちの暮らしはどのように変わるのか。時速500kmの体感や施設について紹介したい。 リニアに試乗 まずリニアへの乗車は、旅客機に乗る際に利用するボーディング・ブリッジのような約4mの空間を通って車内へ乗り込む。客室に入ると、1列に4席(通路を挟んで2+2)のシートが12列並んでいる。一見手狭に思える車内だが、時速500kmの超高速走行と乗り心地の両立を究極に追い求めたための姿であり、速さや臨場感を感じるには十分なスタイルだと思う。 これから総延長
なぜ困窮者はひとり耐え忍ぶのか 虐待を受けてきた人が生活保護を受けることになる際の共通点がある。それは、どんな困難に陥ったときも、人に頼らず、頼れず、孤立しながら生きているということである。 それを実感したのは、私が彼らの話を積極的に聞くようになってからだった。 不思議だった。こんなにも困窮しているのに、なぜひとりで耐え忍んでいるのかが。 私が彼らと関わる経路は2通りある。担当ケースワーカーか福祉や医療関係者からの依頼、または受給者本人が相談を希望した場合、である。 私が初回で聞きとることはおおむね決まっている。ひとつ目は、相談したいことはどのようなことなのか、ふたつ目は、抱えている問題に対して家族(主に親)は、どう言って、どう反応しているのかである。このふたつ目の質問に対しての返答で、通常とは異なる家族の様子があきらかになることがある。 若くしてがんを患った28歳女性 事例A ひとり、病
迷走 皇帝なきJR東海 JR東海を30年近く支配してきた「皇帝」、葛西敬之名誉会長が5月に死去した。同氏と共にリニア中央新幹線や米国への高速鉄道輸出に猛進した安倍晋三元首相も銃撃事件で永眠した。JR東海は、葛西氏が遺した巨大プロジェクトの実現に向かってレールの上を突き進んでいるが、長期独裁体制の弊害やコロナ禍による旅客数の減少、リニア工事の遅滞など課題は山積している。30年近く事実上のトップに君臨していた葛西氏を失ったJR東海の“凋落リスク”ぶりに迫る。 バックナンバー一覧 JR東海のリニア中央新幹線プロジェクトの最大の障害となっているのが、静岡県から工事着工の同意を得られていないことだ。県とJR東海の関係はこじれにこじれている。だが、両者の関係悪化の要因は、論争の的となっている大井川の水減少問題だけではない。特集『迷走 皇帝なきJR東海』(全8回)の#2では、JR東海の「上から目線」と「
「政界一寸先は闇」─。岸田文雄首相はこの言葉をかみしめているのでないか。昨年10月に就任後、衆院選と参院選に勝利して順風満帆と思えたが、安倍晋三元首相の国葬や世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題、物価高騰、相次ぐ閣僚の辞任などで、内閣支持率は急落、低迷している。防衛費増額方針を巡って与野党の動きも活発化する中、岸田政権復活の処方箋はあるか。自民党岸田派(宏池会)で長く首相を支え、昨年政界を引退した三ツ矢憲生・元外務副大臣に聞いた。 首相官邸に入る岸田文雄首相(左)=2022年12月12日、東京・永田町【時事通信社】 【目次】 ◇日本の課題を洗い直す ◇被害者救済法は波乱含みの法律 ◇首相の理念が見えない ◇なぜ防衛費増額はGDP比2%なのか ◇今の宏池会、国民が望む姿か 日本の課題を洗い直す ─内閣支持率低下の原因は何か。 基本的に岸田派は第4派閥で、政権基盤は盤石でないが、衆院選、参院
1948年、東京生まれ。作家。2011年10月逝去。学生時代から人間の潜在能力やESP現象、超常現象に興味を持ち、心学などの研究を行う。講演は、年に約300回の依頼があり、全国を回る生活を続けていた。著書に、『楽しい人生を生きる宇宙法則』『「人生を楽しむ」ための30法則』(以上、講談社)、『笑顔で光って輝いて』(実業之日本社)、『心に響いた珠玉のことば』(ベストセラーズ)、『宇宙を味方にする方程式』『宇宙を貫く幸せの法則』(以上、致知出版社)、『「そ・わ・か」の法則』『「き・く・あ」の実践』(以上、サンマーク出版)、『神さまに好かれる話』(三笠書房)、『釈迦の教えは「感謝」だった』『淡々と生きる』(以上、風雲舎)、『無敵の生きかた』『豊かな心で豊かな暮らし』(以上、廣済堂出版)、『この世の悩みがゼロになる』 『悟りは3秒あればいい』(以上、大和書房)、『100%幸せな1%の人々』(KADO
歩(ある)く人(ひと)の振動(しんどう)エネルギーで発電(はつでん)する「発電(はつでん)床(ゆか)」の実験(じっけん)=JR東京駅(とうきょうえき)で2008年(ねん)1月(がつ) 国(くに)の役所(やくしょ)・経済産業省(けいざいさんぎょうしょう)は、原子力発電所(げんしりょくはつでんしょ)(原発(げんぱつ))について、もっと利用(りよう)していくという案(あん)をまとめました。温暖化対策(おんだんかたいさく)のため、石炭(せきたん)などの火力発電所(かりょくはつでんしょ)を減(へ)らすためです。毎小(まいしょう)は10月末(がつまつ)(一部地域(いちぶちいき)は11月(がつ))、将来(しょうらい)のエネルギー政策(せいさく)をみなさんに考(かんが)えてもらいました。寄(よ)せられた意見(いけん)を交(まじ)えて、この案(あん)を紹介(しょうかい)します。 経産省(けいさんしょう)の案
「インディ・ジョーンズ」シリーズの最新作、「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」が6月30日に日米同時公開されることが決定。あわせて、日本語版の特報映像とポスターが公開されました。 「インディ・ジョーンズ」は、考古学者にして冒険家のインディ・ジョーンズ(ハリソン・フォード)が秘宝を求めて世界中を飛び回り、さまざまな危険や謎に立ち向かうアドベンチャー・シリーズ。最新作「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」はシリーズ5作目で、ハリソン・フォードは今作が「最後の作品」になると明言しています。 今作の舞台は、アメリカとロシアが激しい宇宙開発競争を繰り広げていた1969年――。これまで歴史的な秘宝を追い求めてきたインディが、宇宙という領域で争う両国の間でどのような冒険を繰り広げることになるのか……。 製作総指揮はシリーズを通して監督を務めてきたスティーブン・スピルバーグのほか、作曲はシリーズのテ
与那国島 【与那国】与那国町が、台湾有事を想定して事前に島外への避難を求める町民に、旅費など必要な費用を支給するための基金を設置することが5日までに分かった。国民保護法では国による武力攻撃の事態認定後、住民支援に当たることとなっているが、基金は事態認定前の必要費用への支給を想定している。 町議会は関連条例案を町議会9月定例会で全会一致で可決している。基金は町予算の一部を積み立てるもので、期間や額など詳細は今後固める。町は詳細を詰めた上で、改めて議会に諮る見通し。 9月の審議では「有事の危機をあおることになるのではないか」とする意見も出た。事態認定前の支給について、町の担当者は「国の事態認定までは時間がかかるかもしれない。その前の避難などに充てるためだ」と理由を説明する。基金の使い道は、避難のための旅費や生活資金などを想定している。 先月30日に町内であった弾道ミサイルに備えた避難訓練の後、
「新外交イニシアティブ(ND)」のオンラインシンポジウムで発言する猿田佐世さん(右)と柳沢協二さん=2022年11月28日 政府・与党による防衛力の抜本的な強化の検討が大詰めを迎える中、平和外交を重視する民間のグループで提言をまとめる動きが相次いでいる。財源には増税や国債の発行が検討されているほか、いざ戦争が起きれば自分が攻撃の被害者になる恐れもある。各グループは、安全保障のあり方を「自分ごと」として関心を持つよう呼び掛ける。 「戦争を回避せよ」。日米や東アジアの外交の多様化を図る民間シンクタンク「新外交イニシアティブ(ND)」は11月28日、こんなタイトルの政策提言を発表した。NDは、2013年に弁護士の猿田佐世さんらが設立し、沖縄県の米軍基地問題をめぐる米国でのロビー活動などに取り組んできた。
“悲劇の夫”が一転、長野県議を逮捕 妻の首絞め殺害か…アリバイ崩れる[2022/11/29 19:00] 妻を殺害したとして逮捕された長野県議の男。事件直後、妻が殺害された時間帯は現場から約60キロ離れた議員宿舎に泊まっていたとアリバイを主張していました。 妻の葬儀後、県議会議員の男は度々、カメラの前で話をしていました。 長野県議・丸山大輔容疑者(当時47歳):「犯人が捕まってほしいと思いますし、解決を見たいといいますかね」 去年9月、長野県塩尻市で丸山希美さんが殺害された事件。 今月28日、夫で長野県議の丸山大輔容疑者(48)が殺人の疑いで逮捕されました。 捜査関係者によりますと、丸山容疑者は容疑を否認しているといいます。 カメラの前で悲しみをこらえる“悲劇の夫”から一転…。妻殺害の疑いで逮捕された丸山容疑者。 捜査が進まない原因として、地域に防犯カメラが少ないことを指摘していました。
前編『「月収250万円、48歳のTwitter元従業員が激怒「イーロン・マスクのせいでクリスマスプレゼントも買えません」』では、イーロン・マスク氏が買収したツイッター社の惨状を見てきた。だが、苦境に陥っている巨大IT企業はツイッターだけではない。 メタは「めためた」 巨大IT企業が国家を超えるほどの力をつけ、世界を支配するようになって久しい。だが、声を大にして言う人はほとんどいないが、こうした企業はすでに衰退を始めている。もっとも深刻な状態なのが「メタ」(旧フェイスブック)だ。 11月11日、オンラインで開催された全社集会に、マーク・ザッカーバーグCEO(38歳)は青白い顔で登場した。9日に全従業員の13%にあたる1万1000人の人員削減を発表したばかり。「さらなる解雇はあるのか」という質問に、ザッカーバーグ氏はこう答えることしかできなかった。 「何も約束はできない」 ザッカーバーグ氏がフ
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