「コロナでカジノは白紙」の今こそ、IRより“分散型リゾート”が必要な理由:スピン経済の歩き方(1/5 ページ) 「菅義偉新総理」の誕生がほぼ確定ということで、マスコミは連日のように「実はパンケーキ好き」なんて大盛り上がりしている。だが、そんなスガフィーバーの裏で、地元横浜で「菅案件」と呼ばれる超巨大プロジェクトがピンチにさらされているのをご存じか。 それは、「カジノ」である。実は菅氏のお膝元である横浜は、アベノミクスの成長戦略の目玉として進められていたカジノを含む統合型リゾート(IR)の「本命」として名前が挙がっていた。これにはいろいろな理由が語られているが、林文子市長が選挙協力などで菅氏に頭が上がらないことが大きい。政府や企業が安心してIRを進めるのは、自治体トップが反対に回らないことが絶対条件となる。小池百合子東京都知事のように選挙が近くなると突然、政府批判を始めるような自治体にIRを