Q.主の正体は? A.天津甕星(あまつみかぼし)、または天香香背男(あめのかかせお)。祀ろわぬ蛇神、輝ける星神。 主の正体に関する情報は以下の通りである。 1.八岐大蛇(やまたのおろち)を遠祖に持つ蛇神である。 ノゾミ 「血には貴賎があるのよ。あなたの血はね、とても純粋で尊い」 ミカゲ 「やしおりの酒が、主さまの遠祖を酔い潰してしまったように」 ノゾミ 「とても濃くて強いのよ」 (◇蛇の神の使い) 吉備団子と言えば桃太郎、鉞と言えば金太郎なように、八塩折(やしおり)の酒と言えば八岐大蛇である。須佐之男命(すさのおのみこと)は大蛇を退治するさい、八塩折の酒を満たせた酒船を八艘用意させ、八本の首を酔わせてから斬りかかった。 ちなみに、この時大蛇が生け贄に求めていた櫛名田姫(くしなだひめ)が、確認された限りでは最初の贄の血の持ち主である。 烏月 「――まさか、折れず、錆びずのこの維斗が、こうも容