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ブックマーク / dogsbookshelf.blog25.fc2.com (5)

  • 犬の本棚 魔性の女は笑えない

    ■ヒロインからネタキャラへ  『ハニカム』というマンガがあって、ファミレスを舞台にしたコメディもの。四コマではないものの、一話が四ページなので、手軽にライトに楽しめる。作者曰く、考えて描くと暗いマンガになるから、頑張って明るく楽しいマンガにしているとのこと。  そこに、湧水萌というキャラが出てくる。主人公が一目で惚れる外見なのに、高度のガンダムオタク。シャアが大好きで、赤いものに吸い寄せられる。ちょっと変な女性キャラだったのだが、どう間違ったか「魔性の女」キャラになったのである。 ■コメディから恐ろしい何かへ  「魔性の女」というのは湧水の自称で、自分を見た人間は全員自分に惚れてしまう。魔性の女なのだ、ということらしい。『恋のから騒ぎ』によく出てくるような、勘違いキャラなのである。ネタの発端やオチに使われて、筋にはまるで絡んでこなくなった。  話に絡んでこないのは構わんのだが、これが全然

    GEGE
    GEGE 2009/11/18
    「顔で笑って心で馬鹿にする」…これを何の躊躇も無く「サイテー」と言い切ってしまえるあたりが、オイラの社会不適合者たる所以なのだろうなぁ…。
  • 犬の本棚 エロマンガの形をした爆弾 『お兄ちゃんクチュクチュしすぎだよっ』

    ゴージャス宝田先生の新刊がすごすぎる。これは爆弾。間違いなく、爆弾。まず、間違いなく、家族や友人や恋人に見せちゃいけない。もうね、人格を疑われるとか、そんなレベルじゃない。ああ、って感じ。ああ、もうこの人は、そういう人なんだな。関わらないようにしよう、と。そんくらい素晴らしい。 タイトルは、その名も『お兄ちゃんクチュクチュしすぎだよっ』。名前を聞いただけで分かる、このヤバさ。ニコニコ界隈だと「作者は病気」とか「病院行け」というのは誉めことば。あの言葉が、そのままあてはまる。いや、ゴージャス宝田先生は狂ってます。良い意味で。素晴らしく、おかしい。  短編集なわけですよ。二作を除いて、全て妹モノ。最近は妹モノにおける禁忌なんて感覚はまず描かれないんだけど。この作品は違う。兄妹であることを最大限に生かした、というか利用した。いや、活用した仕様になっていて。  ゆれ幅が、ものすごい。人間の一般社

    GEGE
    GEGE 2009/09/23
    ロリじゃなくて絵柄が好みに合えば…と思わずにはいられなかった。話だけは最高に面白い。
  • 犬の本棚 セックスをも否定する、LOの異質な点(LO 2009年10月号のネタバレ)

    LOが異質なのは少女を専門に扱っていることではない。少女専門の雑誌はRINなど複数あるが、LOほどの異質さを持っていない。LOの持つ異質さとは、少女の可愛らしさを描くことに関して、ルールを作らない点なのである。 ■セックス必須というエロマンガ雑誌のルール  例えば、エロマンガ雑誌の中で大きなシェアを持つメガストア。メガストアには暗黙のルールが一つあり、ギャグを受け持つ『ゲノム』を除いて、掲載される全てのマンガはセックスをしなければいけないのである。  性欲を満たす行為といえば、フェラチオやペッティングだってある。だが、メガストアという雑誌の中で、それらはあくまでもオプションであり、メインとなるセックスは必ず描かれなければいけないのである。そして、このルールはメガストアだけでなく、エロマンガ雑誌には共通して言えるルールである。 ■決してセックスしない兄妹もの「妹ハザード」  ばー・ぴーちぴっ

    GEGE
    GEGE 2009/09/23
    「おまえの母ちゃんが整形でめちゃくちゃかわいく若くなったとして、告白されてセックスしようって言われたらどう思う?」 バックトゥザフューチャー方式ならオッケー出すヒトは多いんじゃなかろーか。
  • 犬の本棚 エロマンガ作家によって違う、セックスの位置づけ

    エロマンガにおけるセックスの位置づけは、作家によって大きく異なっている。エロマンガとはセックスを主眼としたジャンルであり、そこで描かれている行為も同じものではある。しかし、作家によって意味づけがまるで違っているのだ。 ■月野定規の支配  例えば、月野定規によって描かれるセックスは支配である。典型的なのが、『星の王子サマ』という単行である。主人公は星が大好きな高校生。入学と共に天文部の扉を開くと、そこから美人の先輩への調教劇が始まってしまうのだった。  男性のカウパー線液によって女性が発情し、膣の奥に精子を出すことによって身も心も堕ちてしまう。この流れは月野定規作品において、ほとんど形式美と言えるほど確立している。ここにおいて、セックスはすなわち支配なのである。 ■けものの★の親愛  けものの★が描くセックスは親愛である。セックスというのは愛情の産物である、という見方がある。男と女が愛を育

    GEGE
    GEGE 2009/09/20
    考えさせられる。自分に作家性もへったくれもないけど。
  • 犬の本棚 妹もの、究極への3ステップ

    にまた一冊、新しい妹ものが誕生しましたよ。タイトルはずばり、『お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!』。どこの層を狙っているのか、非情に分かりやすい一冊です。きっと秋葉原での売上はすさまじいことでしょう。かくいう、僕もアキバで買いましたし。  スクール水着にニーソが大好きな男子高校生。そんな彼には可愛らしい妹がいるんですけど、これがまた無防備で、気が強い。うっかりとパンツが丸見えだったり、裸にバスタオル一枚で風呂から出ちゃったりするのです。  この作品は、兄の尊厳をかけて、妹に気付かれまいと奮闘する兄のコメディ。ではないんです。実は、この妹。エッチでだらしない兄貴のことが大好きで。パンツやタオルで、わざと兄貴を刺激して、うろたえる姿を楽しんでる小悪魔な妹なんです。  「お兄ちゃんを誘惑する妹」っていうと思い出すのが、けものの先生の『Groove Tube』です。お兄

    GEGE
    GEGE 2009/04/20
    ガチな人間としてブクマせざるを得ない。エロ漫画は詳しくないんだけど、エロゲにおいては軽いのばかりが氾濫しすぎ、背徳感溢れるシリアスものはロクになかったりする。…恋風は、絵さえ守備範囲内だったならなぁ…
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