犬の本棚 エロマンガ作家によって違う、セックスの位置づけ

エロマンガにおけるセックスの位置づけは、作家によって大きく異なっている。エロマンガとはセックスを主眼としたジャンルであり、そこで描かれている行為も同じものではある。しかし、作家によって意味づけがまるで違っているのだ。 ■月野定規の支配 例えば、月野定規によって描かれるセックスは支配である。典型的なのが、『星の王子サマ』という単行本である。主人公は星が大好きな高校生。入学と共に天文部の扉を開くと、そこから美人の先輩への調教劇が始まってしまうのだった。 男性のカウパー線液によって女性が発情し、膣の奥に精子を出すことによって身も心も堕ちてしまう。この流れは月野定規作品において、ほとんど形式美と言えるほど確立している。ここにおいて、セックスはすなわち支配なのである。 ■けものの★の親愛 けものの★が描くセックスは親愛である。セックスというのは愛情の産物である、という見方がある。男と女が愛を育

[aegis09]

絵が上手くてもエロくない作品、絵が下手でもエロい作品がある。この差はなんだろう

[GEGE]

考えさせられる。自分に作家性もへったくれもないけど。