SPECIAL
October 30, 2020 | Architecture, Art, Culture, Design | casabrutus.com | text_Housekeeper キューバ、ブラジル、メキシコ、フランスなど世界中の「ビックリ建築」を追いかけ、それをまとめた建築カルチャー本が出ました。なかでも注目は1968年フィンランドで生まれたUFO住宅〈フトゥロ〉。それはなぜ生み出されたのか? その秘密に迫ります。 UFO住宅〈フトゥロ〉をご存知だろうか? 1968年フィンランドでつくられ世界中へ輸出されるも、プラスティック製だったがゆえに、1973年のオイルショックで生産中止に追い込まれ、この世から姿を消してしまったレジャーハウスだ。 雑誌『Casa BRUTUS』ではかつて、幾度となくこの〈フトゥロ〉を誌面で追いかけてきた。フィンランドまで行きこの住宅を設計した建築家にインタビューし
都内の名建築の数々を、その場所でいただける名物グルメとあわせて紹介した甲斐みのりの著書『歩いて、食べる 東京のおいしい名建築散歩』。以前にCasa BRUTUSでも紹介したこの本が、なんとドラマの原案に。『名建築で昼食を』(テレビ大阪/BSテレ東、全10話)は、有名建築家を父に持つ建築模型士の植草千明(田口トモロヲ)と、広告代理店に勤務し将来はカフェ開業を夢見る春野藤(池田エライザ)がともに10の名建築を巡って、空間を味わい、その背景を学び、食を楽しむ。アドリブを交えたドキュメンタリータッチの映像を通して建築を堪能することができる、新たな切り口の“建築ドラマ”だ。 紹介される建築は、ウィリアム・メレル・ヴォーリズが手がけたアール・デコ調のホテルから、前川國男や吉村順三、さらにはフランク・ロイド・ライトといったモダニズムの巨匠たちの作品、さらには安藤忠雄による図書館まで幅広い。今回は、第4話
September 17, 2019 | Architecture, Travel | casabrutus.com | photo_Johan Dehlin photo & text_Megumi Yamashita スコットランドを代表する建築家、チャールズ・レニー・マッキントッシュ(1868-1928)。崩壊寸前だった彼の名建築〈ヒルハウス〉を保護する〈ヒルハウス・ボックス〉がついに完成。いろんな角度から観察できるようになった。 スコットランドのグラスゴーから小一時間、小高い瀟洒な住宅地に立つ〈ヒルハウス〉は、チャールズ・レニー・マッキントッシュの代表作。この名建築の修復に向け、それをすっぽり覆って保護するさや堂〈ヒルハウス・ボックス〉が話題になっている。デザインしたのは注目の建築ユニット、カーモディ・グローク。ロンドンのスタジオで、アンディー・グロークに話を聞いた。
地中海を望む岩山を背にして、ジャン・プルーヴェの〈カメルーンのトロピカルハウス〉が夏の日を浴びて佇む。7月初旬、マルセイユにオープンした異色の建築パーク〈フリッシュ・ド ・レスカレット〉に、およそ半世紀ぶりとなる里帰りを果たしたのだ。 モダニズム建築とデザインの膨大なコレクションを持つ〈ギャラリー54〉のエリック・トゥシャローム氏の長年の夢が実現した、この建築と彫刻の野外パーク。鉛精製工場跡地を利用した3ヘクタールもの広大な敷地はカランク国立公園の一部であるため、新しい建築を建てられない。が、プレハブ=移動可能な軽量建築ならOK。つまり、アフリカ各地で廃屋になりかかっていた〈トロピカルハウス〉を救出してきたトゥシャローム氏にとって絶好の場所だった。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く