ノーベル賞作家、大江健三郎さん(76)の著作「沖縄ノート」などで第二次世界大戦中に沖縄住民に集団自決を命じたと虚偽の記述をされ、名誉を傷付けられたとして、旧日本軍の隊長らが大江さんと出版元の岩波書店に出版差し止めと損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第1小法廷(白木勇裁判長)は21日付で、隊長側の上告を棄却する決定を出した。旧日本軍の関与を認めて請求を退けた1、2審判決が確定した。小法廷は「上告理由に当たらない」とのみ述べた。【伊藤一郎】
「沖縄ノート」をめぐる訴訟で著者と出版元の勝訴が確定し会見に臨む大江健三郎さん=東京・霞が関の司法記者クラブで2011年4月22日午後2時28分、塩入正夫撮影 ノーベル賞作家、大江健三郎さん(76)の著作「沖縄ノート」の記述などを巡る名誉毀損(きそん)訴訟で、最高裁が旧日本軍隊長らの上告を棄却する決定を出し、「旧日本軍が住民の集団自決に関与した」と認定した2審が確定したことを受け、大江さんは22日午後、東京都内で会見を開き「ようやく強制された集団死が正しく認識される」と訴訟終結の意義を語った。 訴訟の原告は、沖縄・座間味島にいた海上挺進隊第1戦隊長の梅沢裕さん(94)と渡嘉敷島の同第3戦隊長だった故赤松嘉次さんの弟秀一さん。軍が集団自決を命じたと記した沖縄ノート(70年出版)と、梅沢さんの実名を記した故家永三郎さんの「太平洋戦争」(68年出版)の記述を巡って提訴。「住民の遺族が戦後の補償を
ありもしない原因や情報、尾ひれが足されて誇大された情報、誤報、噂話などが多くの人たちに伝えられて被害を受けた……。それは風評被害といって間違いはない。 東日本大震災で発生した福島第一原子力発電所の放射能漏れ事故では、被災地の野菜や魚などが売れず、風評被害で困っている人たちがいるという。 しかし、正しい情報を得ておきながら、多くの人たちが自己判断して野菜や魚を買わなくなるのは、風評被害とは言わない。出荷制限がされた野菜や魚があるとして、その産地の他の野菜や魚を購入するのを不安に思うのは、人として当然出てくる感情のひとつであり、自己判断して買い控えをしているにすぎないからだ。 そのあたりは「大丈夫って言われているのに神経質だな」や「食べてもただちに健康被害はないのに」というレベルの話になる。安全と言われながら不安に思って念のため買わない行為は風評被害とはいわないのだ。 とはいえ、これは農家や漁
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問題の元海上保安官は、チャンネル桜社長とともにZAKZAK記事に載っていた。愛国ほど素敵な商売はないらしい。 そうしてチャンネル桜一行として支援に向かった東北被災地で「不気味なアジア人」に遭遇したという。 http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110420/dms1104201550016-n1.htm*1 東日本大震災の被災地に今月初め、中国漁船衝突事件をめぐる映像流出事件で起訴猶予処分となった一色正春元海上保安官が同志とともに緊急物資支援に出かけていたことが分かった。津波がすべてを破壊し尽くした被災地で、支援団一行は、得体の知れないアジア人に遭遇したという。 引用文でもないのに報道記事で「同志」という表現を使われると、何というか困る。 一色氏は昨年11月、沖縄・尖閣沖での中国漁船衝突事件の真実を国民に知らせるため、衝突映像をイン
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