リコーは、タブレット端末とバックエンドシステムを連携させることで、紙の書類で行われてきた手続きを電子化する「eWriter」事業を始めた。今夏から米国で展開し、順次世界展開する計画。 ビジネス向けタブレット「eQuill」(イー・クイル)と、バックエンドのデータ管理システムで構成。紙の替わりにeQuillに手書きなどでデータを入力し、3Gか無線LANでバックエンドに送り、データを管理する。紙のワークフローで必要だった複写やスキャン、保管、廃棄といったプロセスが不要になるとしている。 eQuillはモノクロで、重さは500グラム以下、厚さは9.6ミリ以下と持ち運びやすく、連続20時間のバッテリー駆動が可能。記入された際の筆圧や速度などの情報も記録でき、手書きの署名より高い信頼性を実現できるという。