富士フイルムは24日、撮影からプリントまでをカバーする3Dデジタル映像システム「FinePix Real 3D System」を発表した。 同日都内で開催された発表会では、3Dデジタルカメラと3Dデジタルフォトフレームの試作品が展示された。製品化は2009年中を目指すという。 ■ 撮影領域の拡大としての3D 発表会では、富士フイルムR&D統括本部 電子映像商品開発センター主任技師の佐藤均氏がシステムの説明にあたった。 同氏はまず、「『目で見たものをそのままに』という開発コンセプトを技術に置き換えると、その展望のひとつに、『撮影領域の拡大』が考えられる」と述べ、「従来はひとつの眼で捉えていたものを2つの眼で捉えることで、奥行き方向まで表現の幅を広げ、今までにない映像表現を実現したいと考えた。今回発表する技術は、その第一歩となるものだ」とFinePix Real3D Systemを紹介。最後に